[管理番号:11383]
性別:女性
年齢:50
病名:乳がん
症状:局所再発
投稿日:2023年10月24日
田澤先生、コラムやQ&Aを拝見し勉強させていただいております。
今回、8年前に全摘手術した後の局所再発となりました。
とても、残念で絶望を感じてしまったのですが、田澤先生の回答を熟読しながら、前向きに闘おうと奮起しております。10月初週に手術をし、先日結果が出ました。浸潤性乳管癌13m×7m Er90%,Pgr0%,Her2 0,ki-67 10% ,HG grade1という物でした。
主治医からの治療方針は放射線後、ホルモン療法(レトロゾール+リュープリン)+ベージニオ2年間という説明でした。8年前に放射線も抗がん剤も施してない為(この時の治療選択がホルモン、タモキシフェン+リュープリンだけにした事が悔やまれます)、今回放射線はしたいと思っております。しかし、ベージニオは癌細胞の増殖を休眠させるイメージだと説明を受けました。増殖を止めて、その後癌細胞はどうなるのか?そもそも癌細胞を消滅をせなくても良いのか?さらには、大人しめの癌と印象受けますが、ベージニオは必要なのか?
もう、同じ轍は踏みたくなく、納得のいく治療をしたいです。どうかご回答頂きたいです。
季節が進みジョギングには心地よい季節になりましたが、急な寒さもありますので、田澤先生 是非ともご自愛くださいませ。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
治療方針として局所再発だから、局所療法として手術±放射線
全身療法は
1.(純粋な局所の問題と考えれば)ホルモン療法継続
2.ガイドライン上、ルミナールタイプの再発一次治療で推奨されているのは、(まさに質問者に提示されている)CDK4/6 inhibitor + hormone(閉経前なのでletrozole + LH-RHagonist)
3.(抗癌剤未治療なので、患者さんがより積極的に根治を願うのであれば)上記2の前に抗癌剤(この場合にはanthracycline±taxane)を行う。
となります。
上記1~3のどれを選択するのか?は質問者自身の選択なのです。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/11/2
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