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2センチほどの浸潤乳がん

[管理番号:11252]
性別:女性
年齢:54
病名:
症状:
投稿日:2023年08月02日

7月にエコー、マンモ、生体検査をうけて、2センチほどの浸潤乳がんと診断され、バイオマーカー結果待ちです。
おそらく部分切除とのことで近くの病院でMRIを予約中です、治療計画はその後の予定です。
先生の記事でドレーンや創処置なしの手術や、術後トモセラピーを設置されているということ、先生がエコー検査されているということで気になっております、ただ遠方のため迷います。

質問1,傷跡や術後の回復のために、温存手術でドレーンや創処置なしの手術は一般的な病院での通常の手術形態でしょうか?
質問2,温存乳房照射にtomotherapyを用いる利点は、その「有害事象(放射線肺臓炎)の少なさ」と先生の記事にありますが、
近くの病院では術後トモセラピーは設置がないようで、トモセラピーを用いるアドバンスはどのほどなのでしょうか?
トモセラピーを受けるために、設置のある病院で受診するほうがよいのかアドバイスいただければ助かります。
質問3,江戸川病院での初診を希望する場合、なるべく早めに受診、手術できればと希望しますが、どのくらい先の初診予約、また手術をお願いする場合、どのくらい先の手術予定になる予定でしょうかお手数をおかけしますよろしくお願いいたします。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

質問1,傷跡や術後の回復のために、温存手術でドレーンや創処置なしの手術は一般的な病院での通常の手術形態でしょうか?
⇒一般的ではないですが、温存+センチネルリンパ節生検の場合など(限定的なケースでは)そのような選択をしている病院もありそうです。

質問2,温存乳房照射にtomotherapyを用いる利点は、その「有害事象(放射線肺臓炎)の少なさ」と先生の記事にありますが、
近くの病院では術後トモセラピーは設置がないようで、トモセラピーを用いるアドバンスはどのほどなのでしょうか?

⇒これは単純に私の体感による差です。

私は江戸川病院に来て8年以上となり手術件数が2400として(その半分の1200件くらいが術後照射をしているとしても)全く「放射線肺臓炎」の患者さんがいないのです。
これは最初はとても信じられなかったものです。

ちなみに、それまで(仙台の病院時代)は年間同じくらいの手術件数としても「年に(10名はいませんでしたが)数名の患者さんは放射線肺臓炎」として入院治療していた記憶があります。

質問3,江戸川病院での初診を希望する場合、なるべく早めに受診、手術できればと希望しますが、どのくらい先の初診予約、また手術をお願いする場合、どのくらい先の手術予定になる予定でしょうか
⇒1か月以上、1か月半未満で推移しています。
ご参考に

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/8/11
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