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石灰化BIRADS-4線維腺腫

[管理番号:11158]
性別:女性
年齢:44
病名:線維腺腫
症状:なし
投稿日:2023年6月4日

海外在住です。

今まではエコーのみで異常なし、初めてのマンモグラフィーで右胸上部外側に集簇微細石灰化が写り、
BIRADS-4。

その病院の超音波では異常が認められず、マンモ下生検設備もないため生検不可となりマンモグラフィー下生検可能な病院に転院。

そこで超音波でよく見たところ、若干異常が疑われる場所があり、
造影剤を注入しマンモグラフィーで位置が一致していることを確認したうえで、コア針生検。

*マンモ下生検は、痛みやかかる時間の関係で患者負担が大きいため、上記の方法を勧められた。

結果、悪性ではなく線維腺腫だろうと診断。

こちらのサイトで、石灰化はST-MMTで診断すべきとあり、造影剤からの針生検の例がなくこれで安心して良いのか不安です。

線維腺腫と乳がんは、針生検で石灰化の部位が取れれば、明確に区別できるものでしょうか。

また、今後は経過観察で葉状腫瘍かどうかを確認すれば良いのでしょうか。

下記針検診の結果です。

Gross Examination:
5 pieces of yellow white needle core tissue Measuring 0.1×1-0.1×1 .2 cm.
Submitted in cassette
1
Microscopic Examination :
Sections reveal a biphasic neoplasm comprising both epithelial and stromal components The epithelial component elicits a uniform glandular distribution consisting of elongate ducts with epithelial hyperplasia without atypia.
The stromal component exhibits modest cellularity without any atypia nor abnormal mitosis.
The adjacent mammary tissue is unremarkable. No necrosis seen.

Pathological Diagnosis:
– Microscopic findings might be consistent with Fibroadenoma
– No malignancy
Benign

どうぞよろしくお願いいたします。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

病理レポートで気になるのは石灰化(calcification)の記載がないことです。
これでは、その生検すべき部位(石灰化部位)を正しく採取できているのか?確認ができません。

♯但し(病理レポートに記載がなくても)もしも(コア針生検で採取した)検体を標本マンモとして撮影して「画像的に石灰化を採取している」という確認がされているのであれば、それでも問題ありません。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/6/12
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