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多孔性乳頭分泌と言えるでしょうか?

[管理番号:11150]
性別:女性
年齢:44
病名:
症状:しこり、血性乳頭分泌
投稿日:2023年5月31日

田澤先生、こんにちは。

二週間前、左胸の下にしこりがあるのを発見しました。

そして、軽く絞ってみると左乳頭の一つの穴から黒っぽい血液がぷくっと一滴出ました。
ティッシュで拭き取ってみると薄い茶色でした。

翌日もまた左乳頭を絞ってみると、また黒っぽい血液が出て、
もう一度絞ってみると、今度は別の場所から黒い血液が出ました。

左乳頭の二か所から血液が出てすごく怖いです。

そこで田澤先生に質問させて頂きたいことがありますので、よろしくお願いします。

多孔性なら安心できるとのことですが、このケースは多孔性と言えるのでしょうか?
乳がんのリスクは高くなりますか?

また、血性分泌がみられていた場合、しこりがある人とない人とでは、しこりがある人の方が危険性が高いでしょうか?

明日からも分泌の有無を確認していこうと思っていますが、たとえ一日でも分泌がなければ継続していないと考えてもよろしいでしょうか?

ご回答、よろしくお願い致します。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

多孔性なら安心できるとのことですが、このケースは多孔性と言えるのでしょうか?
⇒その通りです。

そもそも「多孔性なら安心」というような「丸暗記」ではなく、以下のように正しく理解することが本来必要ですよ。

乳管内病変は1つの乳管に発生(多発するとしても、それは1つの乳管内に多発)するので、乳管内病変が原因である分泌は単孔性となる。

★多孔性の場合には「たまたま同時に、凄い偶然で 異なる乳管に乳管内病変が出来て、それぞれたまたま偶然に分泌している」というような低確率な現象を想像することなく、更年期に伴うホルモン不安定に伴うものと考えましょう。
ご参考に。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/6/9
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