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今後の治療について

[管理番号:10897]
性別:女性
年齢:61歳
病名:
症状:
投稿日:2023年2月2日

田澤先生。
お世話になります。

61歳女性です。

 去年の9月に部分切除をして、術後病理診断をしました。
その結果
 トリプルネガティブ
 少葉癌
 断端陽性
 ステージ2a
 グレード2(悪性)
 ki67 7.7%
だと分かりました。

 その後、AC療法を3ヶ月間行いました。

今後の治療として全摘ということになっていますが、私としては出来れば乳房を残したいので放射線治療をしたいと思っております。

全摘の方が再発率が低くなりますが、AC療法もしてますので、整容性の事を考えて放射線を希望してます。

やはり再発の事を考えると全摘となってしまいますか?

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

やはり再発の事を考えると全摘となってしまいますか?
⇒「再発」は明確に「局所再発」と「全身(遠隔転移)再発」に分けましょう。
 ★そうしないと混乱の素ですよ。

断端陽性なのだから、(全摘しないのであれば、たとえ術後照射をしても)「局所」再発率は高くなりますが、「全身(遠隔転移)」再発率は変わりません。

つまり、質問者が局所再発(乳房内再発)したら、その時には全摘する。という明確な覚悟があれば全摘は必ずしも必要ありません。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/2/11
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