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浸潤性小葉癌について

[管理番号:10385]
性別:女性
年齢:48
病名:浸潤性小葉癌
症状:
投稿日:2022年6月21日

性別 女
年齢 48
病名 浸潤性小葉癌ステージ1

乳癌と診断され温存手術をし、今ホルモン剤服用と放射線を半分まで終わったところです。

癌と診断されてから前向きな気持ちになったり急に不安に襲われたりの日々を送っています。

手術後の病理結果
ki67  5.2%
ER 陽性
PgR 陽性
HER2  スコア1+
占拠部位と数  「左」AC/単発
組織学的分類  浸潤性乳管癌 硬性型
腫瘍の大きさ 13×17×10mm(浸潤径
4.5×4mmまで) 

病理学的t因子 pT1a
組織学的波及度 f
高度の乳管内進展 (+)
切除断端 (-)(浸潤癌まで3mm 乳管内
進展 まで1mm)
脈管侵襲 リンパ管(Ly0)静脈(VO)
グレード分類(浸潤性乳管癌について)
①核グレード分類 グレード1
②組織学的グレード分類 グレード2
腺管形成スコア(3)+核異型スコア
(2)+核分裂像スコア(1)

病理学的N因子 pN0(sn0/2)

質問
①小葉癌と診断された方は全摘されている方が多いのですが、温存の私は特に小葉癌の性質上今後また新たに癌ができる可能性の方が高いのでしょうか?たくさんの患者様を診察されている田澤先生のところではやはり小葉癌温存の場合、遅かれ早かれまた癌が見つかり…という方の方が現実多いのでしょうか?

②小葉癌は反対側に新規にできやすいというのも目にしたのですが、一度小葉癌になった人というのは何度もなりやすい体質?
みたいなことがあるのでしょうか?
?私の病理結果文章にはE-カドベリン染色で、腫瘍細胞が弱陽性を示し、浸潤性小葉癌及び小葉性腫瘍の組織像と書かれているのですが、
上記組織学的分類のところは浸潤性乳管癌硬性型となっています。
主治医に聞けばいいのだと思うのですが、今更聞きづらく、もしこう書かれているケースについて理由があるとしたら教えていただけたら嬉しいです。

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

小葉癌に拘り過ぎ!
あくまでもpT1a、超早期で極めて根治の可能性が高い事を喜びましょう!

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/7/1
***

質問者様から 【質問2】

面疱状壊死について
性別:女性
年齢:48
病名:浸潤性小葉癌
症状:
投稿日:2022年8月18日

前回はお忙しい中お返事していただきありがとうございました。
先生の仰るとおり、超早期発見であったことを喜び日々過ごそうと思うことにしたのですが…ふと不安にかられることがあり、最近自分の病理結果を再度見ていて、気になることができてしまいました。

報告書内容

検体は6.5×5.0×3.3センチ大の左乳房AC
領域部分切除検体で、4.9×1.2センチ大の
皮膚組織が合併切除されている。
組織学的にAC領域の一部では乳管、小葉内を充満して13×17×10mmの範囲で増殖する腫瘍を認める。
腫瘍はN/C比が高く核クロマチン増量にやや乏しい小型で均一な腫瘍細胞が充実胞巣状に増殖し、一部で中心部の面疱状壊死も認められる。
腫瘍の中心部では数か所に最大4.5×4mmの範囲で間質浸潤を示す部分が認められ、N/C比の高いやや均一で核クロマチン増量にやや乏しい腫瘍細胞が小細胞性~索状、一部胞巣状パターンをとって増殖している。
癌の浸潤は一部で周囲
脂肪組織に及んでいるが、皮膚への浸潤は認められない。
浸潤部における腫瘍細胞の核径はリンパ球の2~2.5倍、核形不整は中等度である。
核分裂像は、高倍10視野
辺り一個未満である。
LCIS成分優位の浸潤性小葉癌を最も考える像である。
核グレードは1相当である。

質問

乳がんのことを調べてみると、面疱状壊死のある浸潤癌は悪性度が高いと書いてありました。
ですが、私の核グレードは1となっており、主治医も悪性度は低いと仰っていました。
私の今回の癌は壊死があったものの悪性度は低かったということでよろしいのでしょうか?このことを今更確認したところで…とは自分でも分かっているのですが…どういうことなのかどうしても気になり、お忙しい先生に大変申し訳ないとは思うのですが教えていただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

あと、こちらも今さらなのですが、切除断端(-)(浸潤癌まで3ミリ、乳管内進展まで一ミリ)となっており、すごいぎりぎりだったんだなぁと今更ながら思っています。
ぎりぎりだったとはいえ断端陰性となっているので、気にしなくても良いのでしょうか?

田澤先生から 【回答2】

こんにちは田澤です。

私は全く気になりません。
「自分の病理結果を再度見ていて」
⇒もう見ないようにすることを(心底)お勧めします。
ご参考に。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/8/29
***

質問者様から 【質問3】

術後の血液検査の結果について
性別:女性
年齢:49
病名:浸潤性小葉癌
症状:血液検査項目の中の数値について
投稿日:2023年10月02日

田澤先生、以前は落ち込んでいる私を前向きな気持ちにむかわせていただいたことに感謝しております。

術後1年半がたち、先日血液検査、マンモ、超音波、CTと一通りの検査をし、主治医からは異常なしと言われました。帰宅後過去2回の血液検査結果を見比べたところLDHとCEAの数値が基準値内ではあるものの少し上がっていることが気になってしまっています。過去のこちらの質問などを拝見させて頂いて、LDHはタモキシフェンの影響なのかなぁ…とも思ったのですが、心配症で不安が拭えません。

LDH 1回目187
2回目178
今回 202
CEA 1回目2.6
2回目2.5
今回 3.1

ちなみにCA15-3は
1回目 7.6
2回目6.1
今回6.2
でした。

この程度の上昇は普通にあることなのでしょうか?

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

LDHとCEAの数値が基準値内ではあるものの少し上がっていることが気になって
⇒私には(主治医同様に)「全く」きになりません。

主治医を信頼しましょう

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/10/10
***