[管理番号:10179]
性別:女性
年齢:55歳
病名:乳がん
症状:
投稿日:2022年3月23日
質問よろしくお願いします。
2019、12両側乳がん部分切除 断端陽性 リンパ節転移 右4/4
左0/4 浸潤性小葉癌 ER+ PR+ HER2-
抗がん剤ddAC×4 DTX×4
2020、8両側乳がん全摘 放射線治療(右胸壁+鎖骨上)
その後タモキシフェン内服。
2021、11 定期受診時CEA上昇
造影CT所見なし 腰痛あり PET CT施行 所見なし
2022、2 CEAさらに上昇 造影CT所見なし 胃カメラ 大腸カメラ 子宮頚体癌検査問題なし
次回、CEAさらに上昇するようであれば、画像上転移なくても再発転移の治療を開始することも考えるとのこと。
CEAの変化
2020、10 4.5 2021、1 4.0 2021、5 2.7
2021、8 4.7 2021、11 26.6 2022、2 83.5
1、腫瘍マーカーが上昇しているが画像で見つからない場合の治療方法はどのようにされますか?
2、その場合効果の判定は腫瘍マーカーのみになりますか?
3、次に使用する薬剤は何になりますでしょうか?
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
1、腫瘍マーカーが上昇しているが画像で見つからない場合の治療方法はどのようにされますか?
⇒主治医と全く同じ(CEA83.5まで上昇していれば、「画像上引っかからない」転移を想定して治療すべきです)
やはり抗がん剤となります。(候補は以下の2つ)
①bevacizumab + paclitaxel
②anthracyclineの再登場
★術後補助療法で使用していないという意味では①となりますが、(ACを行っているとはいえ)②も「アリ」です。
2、その場合効果の判定は腫瘍マーカーのみになりますか?
⇒その通り
3、次に使用する薬剤は何になりますでしょうか?
⇒上記1参照
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/4/2
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