[管理番号:10088]
性別:女性
年齢:48
病名:乳癌
症状:
投稿日:2022年2月15日
田澤先生 母が乳がん(トリプルネガティブ)を宣告されてから、
かなりショックを受け、落ち込んでしまい、とても心配なので相談させて下さい。
手術は先月無事終わりました。
本人の希望で右側全摘出をしました。
術前では11㎜くらいと言われていたようですが、術後の病理結果で、浸潤径7㎜、(浸潤径+乳管内進展巣21㎜)、pN0(0/1)、断片陰性、Ly0、V0、f、核グレード3、組織学的グレード2、pT1b、Ki67-67と記載されています。
これは早期と思っていいでしょうか?トリプルネガティブですが、1cm未満なので、化学療法をやるか迷っているみたいです。
やるとすれば、
EC-ドセタキセルか、TCでもいいかもしれない…と言われてるようですが、田澤先生ならどうされますか?例えばTCをやったとして、後からECを追加する事はできますか?
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
pT1b, pN0, pStage1
ステージ1なので、当然「早期」ですし、浸潤径1cm以下は「超早期」となります。
「1cm未満なので、化学療法をやるか迷っている」
⇒5mm未満ならば抗がん剤の適応はありませんが…
7mmであれば、(70歳以上なら、抗がん剤は勧めませんが)年齢からすれば「当然」抗がん剤すべきです。
TNでの標準治療は「勿論」anthracycline+taxaneとなります。
ただし、「半年間の抗がん剤が負担」なのであれば、「1cm以下なので」TCでも許容範囲だとは思います。