Site Overlay

ホルモン療法について

[管理番号:9925]
性別:女性
年齢:40歳
病名:左乳癌
症状:
投稿日:2021年12月3日

はじめまして。

2021年9月(39歳の時)に左乳がんと診断され、10月に左全摘術を受けました。

病理の結果は、浸潤性乳管癌 腺管成形型(5%)
局所部位 C
浸潤径 11ミリ 乳管内進展巣 60×32ミリ
核グレード 1
リンパ管侵襲 Ly0 静脈侵襲 V0 リンパ節転移 pN0
断端陰性
エストロゲン100% プロゲステロン70% HER2 1+ Ki67 5%
結果ルミナルAと診断され、タモキシフェンを内服しています。

こちらの質問にもよくありますが、リュープリンを併用しなくてもいいのかという不安があります。

35歳以下の若年の乳癌には適応があるとの事ですが39歳と言う年齢は迷うところだと言われてしまいました。
なぜ、35歳と言う年齢で線引きされているのですか?素人の考え方だと卵巣機能に関係があるように思えるのですが、若い=卵巣機能が良いだとすると個人差もあり一概にリュープリンの効果は期待出来ないとは言えないようは気がします。

①なぜ35歳と言う年齢で線引きされているのか?
②私の病理の結果をみて先生が主治医なら、タモキシフェン+リュープリン併用をすすめるか?
③断端insitu成分、深部、胸壁側、距離1ミリとあるのですが.1ミリと言う距離が不安で、局所再発予防に放射線は適応あると思いますか?主治医は、適応なしとの判断でした。

お忙しいなか大変遅く申し訳ありませんが、3点についてお答え頂きたいと思います。
よろしくお願いします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

「①なぜ35歳と言う年齢で線引きされているのか?」
⇒臨床試験のサブ解析の結果です。
 試験デザインが「そうなっている」からです。

「②私の病理の結果をみて先生が主治医なら、タモキシフェン+リュープリン併用をすすめるか?」
⇒勧めません。

③断端insitu成分、深部、胸壁側、距離1ミリとあるのですが.1ミリと言う距離が不安で、局所再発予防に放射線は適応あると思いますか?主治医は、適応なしとの判断でした。
⇒不要です。