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乳癌の皮膚転移ついて

[管理番号:9195]
性別:女性
年齢:46才
病名:左乳癌 腋窩リンパ節転移
症状:
投稿日:2021年2月14日

先生、どうぞよろしくお願いします。

令和元年5月、初発乳癌の治療を終えました。
左乳房全摘術、センチネルリンパ生検にて転移なし。
リンパ廓清なし。

サブタイプ ER:80%、PG5%、Ki67:36%、Her2:陰性
左乳癌多発。
 2cmと1.5cmふたつの浸潤癌。
その他6つは非浸潤癌。
脈管侵襲なし
抗がん剤なしでタモキシフェン10年内服となりました。

令和2年12月定期健診にて左腋窩リンパ節に転移あり。
PETCT施行にて左腋窩リンパ節以外に右臀部皮膚に反応あり、エコーするが特に所見みられず、ひとまず令和3年1月(下旬)日に左腋窩リンパ廓清術施行。
レベル2まで廓清。
1/21。
今後2月(下旬)日より抗がん剤、その後放射線開始となる予定です。

病理の結果は(中旬)日で、Her2FISH法結果待ちの状態です。

念のため、皮膚科にて右臀部のPET結果を持参し、受診したところ、エコーにて1cmの皮下腫瘍を指摘されました。
筋層に食い込んだ状態だという事でした。
生検などは正確性に欠ける為行わないとの事でした。
診断としては乳癌の転移との事。
たまにあるケースで、今後は乳腺外科の判断で治療を行ってくださいと言われました。
一応皮膚科の見解としては遠隔転移であるため抗がん剤治療で腫瘍を追っていくことになるでしょうとの事でした。

乳腺外科での治療方針はまだ聞いていませんが、なんだか納得がいかないところがあります。

①遠隔転移ではあるが、多臓器への転移がなければ今後抗がん剤の効果があって縮小したならば手術で摘出できないものか
②生検していないのに乳癌の転移と診断できるものなのか

ステージ4である事を受け入れないといけない事は分かっていますが、今後納得して治療を行っていきたいと思いますので是非先生のご意見を伺いたく質問させていただきました。

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

「①遠隔転移ではあるが、多臓器への転移がなければ今後抗がん剤の効果があって縮小したならば手術で摘出できないものか
②生検していないのに乳癌の転移と診断できるものなのか」

⇒摘出してもらえば済む話です。(是非、お勧めします)