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乳管内乳頭腫確定診断の為の乳管腺用区域切除の手術後の乳輪からの分泌

[管理番号:9091]
性別:女性
年齢:55歳
病名:乳管内乳頭腫
症状:乳輪から出ている液体
投稿日:2021年1月4日

初めて質問させていただきます。

乳管内乳頭腫の確定診断の為の乳管腺用区域切除の手術の後
乳輪から黄色く血の混ざった液体がでています。
その後乳輪にバイ菌が入らないように乳輪を縫合しましたがその後も黄色い液体のみ出ていて主治医からは浸潤液ではなくて乳腺から出ているものと言われましたが乳輪の穴が塞がらなければ乳頭を取って縫合するとも言われていますし、液体が出なくなれば自然に穴は塞がるとも言われています。
この液体が何なのかはっきり言われていないので不安です。
この内容でわかる範囲でアドバイスをよろしくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

「主治医からは浸潤液ではなくて乳腺から出ているものと言われましたが乳輪の穴が塞がらなければ乳頭を取って縫合するとも言われています」
⇒さすがに、それは乱暴な話です。

可能性としては2つに絞られると思います。
1.感染の持続による炎症性の液体
2.手術(乳管腺葉区域切除)が不完全であり、分泌されるべき病変が残存していて、そこから漏れている

1の場合は(手術時の)縫合糸などが原因で難治性となっている可能性があります。
1にしろ、2にしろ原因と取り除く(1であれば縫合糸を含めた感染病巣、2であれば病巣そのもの)ことで解決するように思いますが、すくなくとも乳頭を切除する理由がありません。(乳頭は無関係)