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パジェット病について

[管理番号:2208]
性別:女性
年齢:40歳
数週間前、入浴の際に乳首の縁(乳首と乳輪と境目根本部分)に白っぽい垢のようなものが縁全体に付着しているのに気付きふやけたところで優しく擦るとポロポロと剥がれ落ちました。
剥がれ落ちた所はいつもと同じ状態になったのですが、
一ヶ所だけピラピラと1㎜程の出来物というよりは、薄いイボのような皮膚の一種のようなものがあるのに気がつきました。
取れそうな感じなのでピンセットでつまんでみると少しとれたのですが、少し出血してしまいました。
薬をぬったところかさぶたのような状態(ジュクジュクしてない)になりました。
昨日、乳首の縁をこすってみると、
一周ではないのですが、
やはりふやけた垢のようなものがついており、
そこを綺麗にするととった下には前回のような小さくヒラヒラのようなものが、二つ位ありました。
いけないとは思いつつピンセットでギュッとつぶして取ろうとしました。
ほんの少し皮膚のようなものはとれたのですが、やはり出血したのでやめて薬をぬりました。
出血した部分が2ヶ所1㎜以下のかさぶたのような状態になっています。
痛みかゆみはありません。
(ピンセットでとったところは薬をぬった時少しヒリヒリしました)
上記のような症状なのですが
ネットでしらべて、
パジェット病ではないかと不安になってしまいmailいたしました。
幹部をみていないので、
なかなか難しいとは思うのですが、
パジェット病の情報がすくないので、
詳しく教えて頂きご意見お聞かせ頂ければ幸いです。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「乳首の縁(乳首と乳輪と境目根本部分)」とあるので「パジェット」とは違う様です。
 あくまでも「パジェット」は「乳頭部の乳管開口部」から発生します。
 「乳頭の基部」には「乳管開口部」は無い筈です。
「幹部をみていないので、なかなか難しいとは思うのですが、パジェット病の情報がすくないので、詳しく教えて頂きご意見お聞かせ頂ければ幸いです」
⇒大事なことは「乳頭の中でも乳管開口部」は「乳汁が出る場所」です。
 よく、観察してみてください。
 トップページの「今週のコラム 5回目 最初は乳頭なのです」の図を参照してください。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

田澤様
管理番号2208
1月15日記載
先日は早々にご回答頂きまして、
誠にありがとうございました。
少しホッとしました。
ただ、少し痛みがあるので不安をぬぐいきれない状態です。
現状はかさぶたはない状態ですが、若干凹凸があり、乳首側面 のあたりにモンゴメリー腺のようなしこり(米つぶくらいの大きさ)があります。
パジェト病では
あるサイトには湿疹と記載されているものもあったのですが、びらんのようにグジュグジュ湿っているものなのでしょうか?
(画像を送れたら一番よいのですが…)
炎症性乳ガンは虫刺されのような赤い斑点のようなもので、私の症状とは合致しませんでしょうか?
このような症状で他に考えられるがん
はありますでしょうか?
ガンでない場合、どのような疾患だとお考えになりますすでしょうか。
お忙しいところ
何度も申し訳ありません。
何卒宜しくお願い致します。
追記
幼い頃祖父をがんでなくし、壮絶な病床から人よりも恐怖心が大きく、しつこく質問してしまいました。
不快な想いをさせてしまいましたら、お許しください。
2016.01.20
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「パジェット」や「炎症性乳癌」はおかしなサイトで「変な勘違い」をしている方達が多く、悲しく思います。
 
「ただ、少し痛みがあるので不安をぬぐいきれない状態です。」
⇒まず「痛み」と「癌」は切り離してもらうといいと思います。
 
 
「現状はかさぶたはない状態ですが、若干凹凸があり、乳首側面 のあたりにモンゴメリー腺のようなしこり(米つぶくらいの大きさ)があります。」
⇒パジェットは「乳管開口部の細胞の癌化」です。
 側面には「乳管開口部(乳汁が分泌する孔)が無い筈」です。良く見てみてください。
 
「パジェト病ではあるサイトには湿疹と記載されているものもあったのですが、びらんのようにグジュグジュ湿っているものなのでしょうか?」
⇒一番「パジェットと間違い易い」のが「乳輪部の湿疹」です。
 その「あるサイトは誤り」です。
 
「炎症性乳ガンは虫刺されのような赤い斑点のようなもので、私の症状とは合致しませんでしょうか?」
⇒全く違います。
 炎症性乳癌を「皮膚の虫さされ」などと記載しているサイトがあるのでしょうか?悲しくなります。
 ○炎症性乳癌は「乳房全体の皮膚が赤く、厚く」なり、『これは、只事では無い!』と誰しも感じる状況です。
 そんな「小範囲の炎症性乳癌などありません」
 
「このような症状で他に考えられるがんはありますでしょうか?」
⇒ありません。
 心配ありません。
 
「ガンでない場合、どのような疾患だとお考えになりますすでしょうか。」
⇒モントゴメリ腺の炎症ではないかと思います。
 
○心配な気持ちは解りますが、「パジェットは乳管開口部(分泌する孔:乳頭の正面の筈です)」「炎症性乳癌は乳房皮膚全体の只ならぬ赤み」です。
 本物を見れば「すぐに違いが解る」でしょう。
 おかしなネットの情報は「ほどほど」にして、どうしても心配ならば「乳腺外科を受診」するのもいいのではないでしょうか?
 
 

 

質問者様から 【質問3】

因みに乳頭側面にモンゴメリー腺はできるものでしょうか?
 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。
「因みに乳頭側面にモンゴメリー腺はできるものでしょうか?」
⇒できます。
 つい最近、「乳頭部にしこり」として受診された方を診察しましたが、まさに「乳頭側面のモントゴメリー腺」でした。

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