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[管理番号:3]

Q.術前化学療法の適応、また化学療法をする場合に入院は必要か?

<医療情報セミナー(2014年8月16日開催)より>
 
 

A.回答

適応1.手術先行では「乳房温存」が困難であり、術前化学療法施行により(腫瘍が小さくなり)「乳房温存」が可能となるケース
適応2.リンパ節転移が高度の場合
適応3.(化学療法の適応があるので、どうせ術後に化学療法するのだから)術前に施行するケース
入院は必要ありません。術前化学療法のメニューは保険診療の適応上ほぼ限定されており、アンスラサイクリン(FECなどとして)及びタキサンであり、(HER2陽性の場合は)それにハーセプチンを加えます。これらは投与時間の面でも副作用の面でも外来で通常行われています #施設によっては、初回のみ入院という場合もあります。
 
・適応1に関しては、現状では腫瘍がやや大きく、無理やり温存すると術後の変形が大きくなる場合に、「乳房切除」でなく「乳房温存」をご希望された場合に当てはまります
・適応2に関しては、リンパ節転移が高度である場合、「そのまま手術」より「化学療法にを行い、リンパ節やその周囲の節外浸潤のような癌細胞を消失してから手術」する方が手術によるリンパ管損傷(患肢浮腫)のリスクを低減させる可能性があります。
・適応3に関しては、「どうせ化学療法をやるのだから」という表現は奇異に感じるかもしれませんが、●乳がん治療のゴールは手術ではなく、手術後の長期的再発が無いことです。
化学療法の適応がある場合(講演でも少し触れましたが、luminal B, HER2, TNなどのサブタイプやリンパ節転移が高度な場合となります)には、
◎「手術後の長期的再発がないこと」をゴールとした場合には、順番として「手術⇒化学療法」と「化学療法⇒手術」どちらにせよ、化学療法がいつかは必要となります。
この場合、順番はどちらでもいいのですが、術前化学療法(化学療法を先行)とする利点としては、化学療法の効果を確認できる(手術前であれば、腫瘍の縮小を実感できる)事があります。◎これは、患者さんのモチベーションに繋がりますし、今後万が一再発してしまった場合の化学療法の感受性の情報ともなります。





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