乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ



[管理番号:2095]
性別:女性
年齢:38歳
<以前質問したページの管理番号が記載されていなかったので新たな管理番号にしています。 ホームページ管理者>
いつもお忙しい中、丁寧な回答ありがとうございます。
2週間ほど前から乳首下、乳輪が痛み、しこりができてきた為、近所の乳腺外科を受診し、触診、エコー、マンモで検査していただき、主治医は画像を私にも見せながら、悪いものではないが、ここが炎症おこしてるね、、と丁寧に説明して下さり抗生物質のフロモックス5分とゲンタシン軟膏を処方して下さいました。
薬は飲んだものの、痛みが引かずもう一度受診し、触診を受け、今度は違う抗生物質、セフカベンピポキシル塩酸塩錠という薬を出して下さり、治るまで、けっこう時間かかるよ、といわれ、1ヶ月くらいしてもしこりがとれないならまた来てね、もう一度検査するから、といわれました。
悪いものではないなら、主治医の先生は何を検査するのだろうと不安です。
また、このまま痛みやしこりは治るのだろうか、と心配です。
先生の経験から、推察できる点を教えていただけるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
症状からすると「乳輪下乳腺炎-乳輪下膿瘍」です。
トップページの「良性疾患」を参照してください。
 
「2週間ほど前から乳首下、乳輪が痛み、しこりができてきた為、近所の乳腺外科を受診し、触診、エコー、マンモで検査していただき、主治医は画像を私にも見せながら、悪いものではないが、ここが炎症」
⇒乳輪下乳腺炎でしょう。
 乳管が出口で閉塞しているために、「乳管開口部の皮膚の角質(垢)が(乳管の)中に貯まり炎症を起こす」のです。
 陥没乳頭があると起きやすいですが、陥没乳頭が無くても起こります。
 
「1ヶ月くらいしてもしこりがとれないならまた来てね、もう一度検査するから、といわれました。悪いものではないなら、主治医の先生は何を検査するのだろうと不安です。」
⇒これは2通りの解釈が成り立ちます。
①抗生物質で改善しないなら、切開排膿する必要があるので「もう一度、超音波などする」
②(炎症だと思っていたら)原因に「腫瘍が潜んでいる可能性」もゼロではないから、再度「超音波検査などする」
 ○実際には②の可能性は殆ど無いのでご心配なく
「このまま痛みやしこりは治るのだろうか、と心配」
⇒一端は治まる筈です(抗生物質が無効の場合には、切開などして)
 ただ、「乳輪下乳腺炎」は(陥没乳頭などの)原因を修正しない限り「繰り返す」ので「根治術」も視野にいれなくてはいけません。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

先日は年末のお忙しい中、回答ありがとうございました。
先生に乳輪下乳腺炎では?と指摘いただいた者です。
この数日で当初の様な痛みがほとんど無くなり、こころなしか、しこり
も少し小さくなったように思います。
ですが、昨日ぐらいから乳輪の下のしこり付近が1、2センチぐらいの範囲で赤紫に変色してきました。
ちょうど内出血した際のアザみたいです。
乳輪下乳腺炎で、このような症状はあるでしょうか?
パジェット病や炎症性乳ガンは、皮膚が変色すると聞いたことがあり、少し心配です。
(湿疹の様なものはないように思います。)情報を教えていただけるでしょうか?お忙しい中、恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
まず、「炎症性乳癌」や「パジェット」ではありません。
何故なら…
「炎症性乳癌」

⇒これは乳房全体の「皮膚の発赤、肥厚」であり、そんな「局所的な問題ではない」のでご心配なく。
 
「パジェット」
 ⇒これは「乳輪ではなく、乳頭」です。乳頭が爛れるのです。 是非、「今週のコ
ラム 5回目 最初は乳頭なのです」をご覧ください。
 
「この数日で当初の様な痛みがほとんど無くなり、こころなしか、しこりも少し小さくなったように思います。
ですが、昨日ぐらいから乳輪の下のしこり付近が1、2センチぐらいの範囲で赤紫に変色してきました。ちょうど内出血した際のアザみたいです。
乳輪下乳腺炎で、このような症状はあるでしょうか?」
⇒「痛みが無くなり」ということからは「炎症が改善」している様子が想像されま
す。
⇒「内出血した際のアザみたい」とあるので、「壊死をして出血した」のではないでしょうか?
 
「パジェット病や炎症性乳ガンは、皮膚が変色すると聞いたことがあり、少し心配です。」
⇒大きな誤りです。
○パジェットは「乳頭部の病変」です。
 そこから拡がって「乳輪部も爛れる」こともあるというだけです。キーワードは
『乳頭が先』です。
 今回は「乳頭の爛れが無い」ことで「完全に否定」されます。
○炎症性乳癌は、そもそも「乳房全体の皮膚の発赤と肥厚」です。キーワードは『乳房全体』です。 『局所ではない』のです。
 
 

 

質問者様から 【質問3】

ご無沙汰してます。
先日は丁寧な回答、ありがとうございました。
去年の年末に乳首が痛くなり、近所の乳腺外科でみてもらったところ、炎症をおこしているといわれました。
(田澤先生には、乳腺下乳腺炎では?と指摘していただきました)あれから、3カ月程たち、すっかり痛みやはれはなくなり、乳輪周りのあざの様なものも消え治ったのですが、気がかりなことして、いまだに乳首の下を指で押すと、固いもの(しこりのような、、芯のような、、)があるように思います。
既に触診、エコー、マンモもしてもらい主治医に炎症をおこしているが悪いものではない、とはっきり断言してもらったのですが、なかなか固いものがなくならないので、もしかしたら炎症の下に悪性のものが隠れていたのでは?と、不安になってきました。
再検査しようと思ったのですが、前回のエコー、マンモから3カ月しかたっていないので迷っています。
再検査した方がいいでしょうか?それとも様子を見ていても大丈夫でしょうか?
先生のご意見をお聴きできれば助かります。
よろしくお願いいたします。
 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。
「あれから、3カ月程たち、すっかり痛みやはれはなくなり、乳輪周りのあざの様なものも消え治った」
⇒炎症が治まって良かったです。
 
「気がかりなこととして、いまだに乳首の下を指で押すと、固いもの(しこりのような、、芯のような、、)があるように思います。」「既に触診、エコー、マンモもしてもらい主治医に炎症をおこしているが悪いものではない、とはっきり断言してもらった」
⇒「癌では無い」と思います。
 「癌が原因の炎症」など、殆ど無いのです。
 
「なかなか固いものがなくならないので、もしかしたら炎症の下に悪性のものが隠れていたのでは?と、不安」
⇒「炎症性の硬結(瘢痕)など」だと思います。
 
「再検査した方がいいでしょうか?それとも様子を見ていても大丈夫でしょうか?」
⇒様子を見ましょう。
 炎症性の硬結ならば、「自己検診」しているうちに徐々に「柔らかく、小さく」なっていきます。
 
 

 

質問者様から 【質問4】

いつも一人一人の患者に向き合い、誠実に、親切に対応されている姿に感銘を受けています。
本当にありがとうございます。
2015年の暮れに乳輪下に炎症をおこし、触診、マンモ、エコー検査しました。
主治医には炎症をおこしただけで、癌などの心配は全然ないと言われ、炎症も半月ほどで治ったのですが、なかなか炎症の際にできた、しこりの様な、硬いものがとれないので不安になり、3ヵ月後に再び超音波検査してもらいました。
やはり、田澤先生と同じく、瘢根だから心配ない、大丈夫、と言われました。
一安心していたのですが、
あれから一年以上たつのに、いまだに、しこりがとれません。
瘢根って、これほどとれないものなのでしょうか?
心配性のため少し不安で、、、(母が乳ガンしているのもあって、、、)このまま気にしないでいても大丈夫でしょうか?
お忙しいところ恐縮ですが、ご意見いただければ、有難いです。
よろしくお願いいたします。
 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。
「あれから一年以上たつのに、いまだに、しこりがとれません。」
「瘢根って、これほどとれないものなのでしょうか?」

⇒もしかすると「肉芽腫性乳腺炎」かもしれません。(肉芽腫性乳腺炎はサイト内検索すると沢山ヒットする筈です)
 ただ、いずれにせよ「癌の心配は全全無い」という担当医の言葉を信じてあげましょう。





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