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乳管内乳頭腫の追加手術の時期と術式について

[管理番号:5685]
性別:女性
年齢:47歳
大変お忙しい中申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。
10月に右乳腺腫瘤摘出及び右乳腺腺葉区域切除をしましたが病理結果、
切除断端に2ミリの範囲でDCISが露出する像を見るっとなり追加手術しなければならないとなりました。
ただ、主人は海外赴任、小学生の子供が1月に受験、実家など頼れるところがなく主人がなんとか帰国出来るのが最短で2月となります。
執刀医には2月までおいていても大丈夫と言われましたが先生のご意見も聞きたくメールさせていただきました。
下記いままでの経緯と病理結果です。
8/(中旬)
年に一回受けているエコーとマンモの際に乳頭から出血。
すぐに針生検と血液をプレパラートにとられ、エコーをしましたが、これかな?っていうくらいわかりにくいものなのでとりあえず先生が非常勤で行かれている大学病院に予約を入れて帰宅。
8/(中旬)
大学病院でエコーやはりはっきりうつらないものの出血あり、おそらく乳管乳頭腫でしょう。
悪性か良性かわかりなくいのが厄介なものだといわれ造影剤MRIの予約をして帰宅。
8/(下旬)
数日後胸以前からあった胸と脇の痛みがありマッサージしていた際に脇下4センチあたりに小さなしこりをみつける。
8/(下旬)
造影剤MRI
9/(上旬)
エコーでしこり確認。
今まで触診もエコーもしていたのに9ミリくらい
のが急に?場所が端だからか?
(全く脂肪がなく再建をする事はバランスもあるし難しいと言われているくらい痩せています。
うつ伏せMRIでもマンモでもなかなか端すぎて難しいのかもと思いました)
9/(上旬)
コアニードル検査
9/(中旬)
コアニードル結果
??細胞診断
右乳腺腫生検捺印 classⅡ
みぎ乳腺E領域CNB施工時の捺印標本
シート状配列する乳管上皮細胞細胞集塊を見ます。
筋上皮の付着が見られますが、一部集塊に篩状構造をみることからfollo upが必要と考えます。
??病理組織診断
No evidence of malignancy the right breast biopsy
1、2.小葉構築を含む乳腺組織を認め、ducatal hyperplasia.2には
intraductal papilloma様の乳管内増殖性病変を認めるが、明らかな悪性、DCISとする像は認めない。
しこり部分
??細胞診断
みぎ乳腺生検捺印 class Ⅳ
みぎ乳腺C領域CNB施工時の捺印標本
Ducatal carcinoma suspected
背景に泡沫細胞、多核組織球、わずかな石灰化小体を伴って、乳頭状、腺管状に配列する乳管上皮細胞腫槐を認めます。
集塊には筋上皮が付着するものが多く見られますが、書く型の不整、クロマチンの増量、明瞭な核小体等の所見がありDCISなど悪性が否定できません。
精査ください。
??病理組織診断
Atypical ducatal hyperplasia the right breast biopsy
1、2.Atypical ducatal hyperplasia相当の乳管内増殖性病変を見る。
明らかにDCISとする像に無いが、慎重なフォローアップが望まれる。
以上の結果から
外科的生検が一番ということになり、主人の仕事や学校の代休などとスケジュールを合わせ10/○入院○に手術、○退院となりました。
今後入試などを考えると再手術だけはないように大きめに切ってくださいと頼みました。
最初はガンでもないのに沢山とる必要ないと言われましたが見た目などなんのこだわりもないことなど伝え了承していただきました。
術後、かなり病変が広がっていたのか染まりが広がっていっていたので大きくとりました。
っと言われたので安心していました。
11/(上旬)
??病理組織診断
Invasive ducatal carcinoma ,papillotubular carcinoma,the right breast,dochectomy Caudal margin positive(DCIS2㎜)
A-C.K-L 明らかな悪性像は認めない。
D-F.H-J Columnar cell lesion,flat epithelial atypiaなどの増殖性病変を背景に、papillary type,low papillary type DCISを散在性に認める。
明らかな浸潤像は認めない。
DCISが切除断端に近接する像がみられ、特にHでは尾側切除断端に2ミリの範囲でDCISが露出する像を見る。
G. 上述の増殖性病変、DCISに加えて、2×1㎜の浸潤巣を認める。
粘液産生を伴い、小胞巣状もしくは小腺管状の癌集塊が粘液に浮かぶ像をみる(浸潤の評価に免疫染色CK5/6を併用)。
浸潤が微小であるため上記診断とする。
・免疫染色、標本4(G)を用いて
ER:100%、PgR:100%、HER-2:score0 、K i-67 labeling index:15%
・Nuclear grade 1 total score3
・Histological grade Ⅰ total score4
Nuclear atypia 2、Mitotic counts 1、Tubular formation 1
・TILs.標本4(G)を評価
H ot spot:low 3%、Average:low1%
Distribution:non-diffuse、lmmune status:excluded
となり再手術が必要と言われショックで持病のパニック症状が頻発しています。
再手術について、
①小さいかガンが見つかっているので全摘←ドレーン入るので10~14日入院。
術後はホルモン治療?
②再度部分切除、術中に簡易病理検査をしながらと言われました。
←4~5日入院。
術後、放射線治療25回。
ホルモン治療?
③皮下乳腺全摘 乳頭が残る←ドレーン入るので10~14日入院。
術後はホルモン治療?
全てセンチネル付きです。
また手術を考えると全摘でスッキリさせるべきかと…
その際乳頭は分泌があったしとってしまう方がよいかなっと言われました。
8月から気持ちはスッキリせず気持ちがだいぶ落ちてきました。
再手術という言葉でさらに色々と考え正直疲れてきました。
この結果で2月まで再手術しなくてガンが広がったり転移したりしないでしょうか?
また、術式は乳頭は残さない方が良いですか?
術後のホルモン治療は必要でしょうか?生理が不順になってきており体がんが気になります。
私ははステージIなんでしょうか。
大変長くなりすみません。
結果を淡々と聞いて冷静でいたはずか帰宅してからなんとも言えない感情になり整理できていない中での質問となりました。
よろしくお願いします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
私は、別に「乳頭分泌の専門家」でも何でもありませんが…
質問者には大変申し訳ないですが、診療内容が滅茶苦茶でコメントに値しません。
☆ただ、質問者はあくまでも「超早期乳癌pT1a=2mm」であり、(追加手術を行えば)
再発リスクは殆ど無い状況であることの理解も必要です。
(ここからは、現在「乳頭分泌」で悩んでいる閲覧者へのコメントです)
(血性にかかわらず)「単孔性」分泌であれば、(全く無意味なMRIなどではなく)極めてシンプルに「その分泌している乳管そのものを造影=乳管造影」して「その乳管内の病変の有無を確認」したうえで「乳管腺葉区域切除」を行うべきです。
○乳管造影をしない(できない?)者に(きちんとした)「乳管腺葉区域切除ができる筈がない」ことは明白です。
「この結果で2月まで再手術しなくてガンが広がったり転移したりしないでしょうか?」
⇒全く問題ありません。
 現状は、あくまでも(このままだと)「数年後に乳房内再発のリスクがある」というだけに過ぎません。
 つまり「時間軸は数年」なのです。
「また、術式は乳頭は残さない方が良いですか?」
⇒無関係です。
 ただ、「2mmの浸潤癌」であれば、(非浸潤癌同様に)「全摘することで、ほぼ根治」となります。その意味で「乳頭を温存することで、乳頭内の乳管を残してしまう」よりは、「全摘(乳管を全て切除するということ)」が望ましいとは思います。
 とても残念なことは主治医が「乳頭は分泌があったしとってしまう方がよいかなっ」というコメントです。
 ♯このコメントは、その主治医が「乳頭分泌の病態をまるっきり理解していない」ことを浮き彫りにしています。
「術後のホルモン治療は必要でしょうか?」
⇒2mmの浸潤癌に「ホルモン療法は不要」です。
「私ははステージIなんでしょうか。」
⇒その通りです。
 限り無く0期に近い1期と言えます。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

性別:女性
年齢:47歳
おはようございます。
以前上記タイトルで質問させていただいた者です。
その際は勉強不足な上長々と書き込んだ質問に対して回答いただきありがとうございました。
自らの知識不足を改めて知りこちらのQ &Aを読みながら自身の治療法を模索中です。
執刀医からの病理結果説明あと主治医(手術にも立ち会ってます)からも説明がありました。
そして術後のエコーで、術あとかと思っていたがよく調べたら手術した
場所ではないところに気になる所見があるけれどわかりづらい。
病理から、珍しいタイプで調べた組織全体的にグレーな感じだと…
なので全摘がよいだろうし、2月まで手術があくし対側対策として先にホルモン治療を始めましょうといわれました。
私としては2ミリの浸潤癌でホルモン治療は先生からの回答にもあったように不要だと思っていたのでビックリしたのと同時に全体的にグレーと言う言葉に冷静さを失ってフラフラと帰宅してしまいました。
もともとエコーに映りにくい、
MRIは乳腺で真っ白でわかりにくい、
マンモは胸が小さすぎて(すごく痩せています)なかなか挟めない、
などなどあり毎回なんだか落ち込むことばかりでつらいです。
全摘も全く脂肪ないのにどこをとるのかな?って正直思ってしまいます。
○こんな痩せていて皮下に転移したりしていないのか?
○本来なら何もない場所の組織は綺麗なはずなのにグレーとはもうあちこちに広がっているのか…不安でたまりません。
○全体的にグレーです、ということはあるのでしょうか?
○ホルモン治療はノルバデックスとリュープリンと言われました。
私としては副作用を考え出来ればノルバデックスのみにしたいと思っていますがリュープリンも併用すべきでしょうか?
ホルモン値の検査を今しているのでその結果や2月の全摘+センチネル検査で再度考えてもいいのかなとかんがえていますかどうでしょうか?
(現在経過観察の子宮筋腫、9月に不正出血がありたい癌検査をしましたが排卵出血だろうとこちらも経過観察です)
脇のエコーでは所見がないので転移はなさそうといわれていますが毎回行く度に思っていたより良くない話をされるのて不安でたまりません。
どうぞよろしくお願いします。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
前回も回答しましたが…
診療内容が滅茶苦茶で(質問者には悪いですが)とても私がコメントする状況にありません。(そもそも根本として乳頭分泌の意味を理解していない医師のコメントを真に受ける必要はないのでは?)
「○こんな痩せていて皮下に転移したりしていないのか?」
⇒無関係です。
「○本来なら何もない場所の組織は綺麗なはずなのにグレーとはもうあちこちに広がっているのか…不安でたまりません。」「○全体的にグレーです、ということはあるのでしょうか?」
⇒この診療を行っている医師のコメントは気にしない方がいいのでは?(私が回答する必要を認めません)
「私としては副作用を考え出来ればノルバデックスのみにしたいと思っていますがリュープリンも併用すべきでしょうか?」
⇒前回も回答したように…
 ホルモン療法は不要です。
「毎回行く度に思っていたより良くない話をされるのて不安でたまりません。」
⇒(私には)その主治医のコメントは全く無意味にしか思えませんが…
 気にしない事です。