[管理番号:8726]
性別:女性
年齢:78歳
病名:乳がん
症状:とくに無し
投稿日:2020年7月9日
2000年5月乳がん温存、放射線治療のみ、2018年温存乳房内に再発。
3月全摘、抗がん剤治療後ホルモン剤(レトロゾール)服用。
術後1年過ぎた頃、傷の真下にぽつんと赤いものができ3か月毎のエコーなどの定期検査で様子を見てきました。
2年後のペットも異常なしでしたが6月やや大きくなり、切除の結果、癌でした。
前回と全く同じもの、浸潤癌、エストロゲン、プロゲステロン+,her2 マイナス,ki1~10,核異けい度1です。
主治医はホルモン剤のみで様子を見ましょうと言われますが心配でなりません。
皮膚に出るということはペットでわからなかった程度のものが体のどこかに潜んでいるのでしょうか。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「術後1年過ぎた頃、傷の真下にぽつんと赤いものができ3か月毎のエコーなどの定期検査で様子を見てきました。」
⇒全く無意味!
すぐに摘出すべきでした。(局麻ですぐに終わります)
躊躇する理由がありませんね。
「皮膚に出るということはペットでわからなかった程度のものが体のどこかに潜んでいるのでしょうか。」
⇒単純に「その部位に」残存していただけの話です。
全身とは切り離しましょう。
質問者様から 【質問2 】
乳がん全摘後の局所再発
性別:女性
年齢:78歳
病名:乳がん
症状:なし
投稿日:2020年7月20日
田澤先生本当にありがとうございました。
先生の簡潔、明瞭なお言葉に少し気持ちが落ち着きました。
改めて、質問、ご回答を読み返し勉強させていただきました。
前回、記述漏れでしたが2018年3月、全摘手術では、3センチ、リンパ節転移10のうち5,her2,マイナス、ki67,5%以下、リンパ、血管侵襲+、でした。
初回2000年の温存の時センチネルリンパ生検をしております。
腋かリンパ 節に転移があるということは
単純な乳房内再発ではない。
と先生はおっしゃっていました
因みに2000年初回の温存ではステージ1,1.2センチ、リンパ、0、リンパ、静脈侵襲なしでした。
(her2,kiは調べず)
乳房温存術の大前提「最初から全摘を選択した場合と予後は変わらない」がわたくしの場合該当しますでしょうか?
また、今回の全摘手術も、いかに迅速に的確にがあてはまるのか心配でなりません。
よろしくお願いいたします。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
「乳房温存術の大前提「最初から全摘を選択した場合と予後は変わらない」がわたくしの場合該当しますでしょうか?」
⇒そもそも(2018年の)「術後18年」では(乳房内再発ではなく)「新規発生」と考えるべきなので、あくまでも2018年のステージで予後は考えなくてはいけません。