[管理番号:7258]
性別:女性
年齢:57歳
病名:乳がん 肺転移
症状:現在は咳程度
ステージ4、肺転移(再発あり)の乳癌です。
他に膠原病(リウマチ、シェーグレン症候群も患っています。
2015年に左乳癌発覚、左胸全摘。
ルミナルAステージ2でした。
術後「化学療法は要らないでしょう」との事で、ホルモン治療を1年半しましたが、2018年に肺に転移。
手術適応だったので手術しました。
(肺三分の一切除)
それから半年後に薬剤性(リウマチで使ったMTX)間質性肺炎になりました。
その時にまた肺転移の再発も判明しました。
主治医は「多分、抗がん剤をやっても間質性肺炎で死ぬだろう」との事で放射線治療も、手術で肺を随分切ってしまっているので無理だそうです。
このまま無治療を勧められましたが諦められません。
本当にもう何も出来ないのでしょうか?
病院は地域の癌拠点病院ですが、主治医を信頼できません。
この状態で転院などは出来るのでしょうか?
膠原病を昔から患っていたので民間の医療保険には入れず先進医療は受けられません。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「間質性肺炎」は抗がん剤による有害事象としては、最も重大なものです。
「「多分、抗がん剤をやっても間質性肺炎で死ぬだろう」という主治医のコメントも無理もありません。
呼吸器内科の強力なサポートが無い限り、我々(乳腺外科)は手が出せない(積極的治療ができない)のが正直なところです。
「この状態で転院などは出来るのでしょうか?」
→呼吸器内科のサポートがしっかりしている腫瘍内科にセカンドオピニオンしてもいいとは思います。