［管理番号:4413］
性別:女性
年齢:53歳
いつも拝見させていただいております…
乳がん患者においては大変心強いです。
20代の時に卵巣嚢腫を患い左右ともに疾患しました。
オバデゲボ…プロデゲボの注射を20年以上行い普通に生理が、来ていました。
昨年春から注射では、なく飲み薬と貼り薬になりましたが、ある日胸の凹みを感じ
不安になり受診したところ28年秋に見つかり11月に手術をしました。
生理は薬もやばいとのことでやめさせられており半年は来ていません。
病院での病理検査は下記載です。
T2N1MOstage2B
硬ガン…ly【＋】V【-】Ductal：sPreads【-】ｈｉｓｔｏｌｏｇｉｃａｌgrade1
【2+2+1＝5】Nucleargrade1【2+1＝3】KI67-1%切除断端陰性
LymPnode,pN【3/8】frozensen,sentineLs【1/3】Lv1【2/3.5mm】
LV2【0/0】LV3【0/2】ER【+】PgR【+】HER2は、1＋
でした。
担当医にオンコタイプDxを進められ検査に出しました。
再発スコア結果8
リンパ節転移陽性1から3個5年死亡率タモキシフェン単独8%
【95%Ci5%～15%】
それに化学療法を加えれば11%
【95%Ci7%～17%】
ERスコア11．7陽性
PRスコア8．2陽性
HER2スコア9・6陰性でした。
放射線治療は、すでに終わり1月から2月（中旬）日25回ショットしました。
医者からは抗がん剤及びホルモン療法のフルコースを勧められており
先生のサイトを拝見する限りでは
私には抗がん剤はいらないのではないかと思いました。
患者にも学びが無いと医者の言うとおりになりましてや抗ガン剤が必要ないタイプなら
やらない方が、体には良いと思い先生にすがろうとサイトに質問しました。
私にはこの先どんな治療法が適切ですか？
まだまだやりたいことがたくさんあり命を無駄にすることなどできません。
抗ガン剤必要ですか？
もしも私に適した治療はどんなものですか？
来月初め抗ガン剤をするか？答えを出してほしいと言われて眠れない日々を送っています。
判断を誤れば大変な人生が待ち受けますから…
今の私には…先生が頼りです。
宜しくお願いします
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
質問者の乳癌は疑いも無くルミナールＡです。
ＯｎｃｏｔｙｐｅＤＸをするまでもなく「Ｋｉ６７＝１％］となっていますので…
「担当医にオンコタイプDxを進められ」
「再発スコア結果8」
「5年死亡率タモキシフェン単独8%」
「それに化学療法を加えれば11%」
「医者からは抗がん剤及びホルモン療法のフルコースを勧められて」
→担当医は「矛盾に満ちて」います。
そもそもＯｎｃｏｔｙｐｅＤＸは担当医が勧めたのですよね？
勧めておいて、「low risk が出て、実際に上乗せはゼロ」なのに、それでいて（ＯｎｃｏｔｙｐｅＤＸの値を無視して）「化学療法を勧める」のでは…
「私には抗がん剤はいらないのではないかと思いました。」
→その通りです。
これで抗ガン剤を選択したら、「大枚をはたいて、ＯｎｃｏｔｙｐｅＤＸをした意義は？」
担当医には「再考」を望みます。
質問者様から 【質問２】
田澤先生の乳がんプラザは、同じように不安を抱え苦しんでいる人たちにとって
ハッキリとした心強い回答に心の中が
霧が晴れていくように感じる事も多いと思います…
先日質問させていただきましたが不安事があり
また、お聞きしたいと思いました。
3月の中旬に抗がん剤をするか？しないか？を
担当医に返事をするべくして素人の私には
判断が来ず田澤先生に質問をし
【ルミナールAなので、抗がん剤不要】
の回答をいただきそのつもりで担当医に
伝えるべく気持ちを整えていました。
先生のコラム69回目がその後目に入りオンコDX
で、低リスクと結果が出ても抗がん剤をしなくても
良いという判断は、時期尚早と言う考えがある…
とあり、抗がん剤必要なし！の判断に揺らぎは
無いのですが少し不安が過ぎりました。
抗がん剤等絶対に必要であれば行いますが
必要じゃない方で行ければそれは、大変ありがたいことです…
田澤先生は、病理検査よりオンコDXが、信頼できる…
と言う見解であると言うことなんですよね？
私は…放射線治療25回が1月の上旬から2月中旬迄に
終了しましたが
リンパ節転移をし3つあったようなので
これで治療が、終了とは行かないと思います…
今の主治医がキチンとした乳腺外科医なのですが
押しつけしがましく私の中では、若干信用不足の部分があります。
ましてや何故？オンコDXを勧められたの？の回答にも…
しかしながらその不安があり自分の体に関心を持ち調べ田澤先生にたどり着けたのですから
オンコDXも無駄ではなかったと自分なりに思っています
田澤先生の病院が近ければ私は…受診していました。
この先、田澤先生だったら私にはどのような治療計画をしますか？
具体的にお教え下さい。
抗がん剤不要となると
タモシキフェン【ホルモン療法】になるのかと思いますが詳細をどうか、お願いします
今の担当医、私に丸投げみたいな感じがあり不安です。
これからも多くの乳がんに悩み苦しむ人達をお救いください…
いつまでも御活躍いただくことを願わずにはいられません。
田澤先生から 【回答２】
こんにちは。田澤です。
前回の回答から変更はありません。
「再発スコア結果8」
「5年死亡率タモキシフェン単独8%」
「それに化学療法を加えれば11%」
⇒ホルモン療法単独です。 タモキシフェンをまずは５年、（ただし、年齢からはその間に閉経する可能性が高いので）閉経後はアロマターゼ阻害剤に変更して５年です。