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乳がんが脳への転移

[管理番号:8825]
性別:女性
年齢:44歳
病名:乳癌(肺、リンパ、脳転移)
症状:咳、頭痛
投稿日:2020年8月19日

初めまして

私は2年前に右胸に6cmのトリプルネガティブの癌でき、抗がん剤治療をし、癌を小さくしてから摘出手術をしました。

しかし、
10ヶ月後に右脇のリンパに転移が見つかりまた手術。
その後は飲み薬の抗がん剤で癌を抑えてましたが、3か月後にはまた脇に癌が再発し、飲薬では抑えられないので点滴の抗がん剤治療へ変更し続けていたのですが、最近咳と頭痛が続いたので全身のCT検査と脳のMRIの検査をした所、肺、鎖骨のリンパ、脳への転移が見つかりました(脳への転移は10箇所以上)。

先生はまずは脳の治療を優先にしていくと仰り、入院して放射線を脳全体にあてて治療していく事になりました。
ただ脳に放射線をあてるとその後脳が縮んで認知症、物忘れがひどくなる確率は50%と言われ、いくら脳の癌が小さくなったとしても自分の事がわからなくなってしまったら治した意味があるのかと、今治療を受けるか迷ってます。

放射線治療をしなければ癌が大きくなり脳を圧迫しいろいろな障害が出てくるのはわかっていますが、もう私には放射線治療しか残っていないのでしょうか?
あと、1ヵ月に1回腫瘍マーカーの検査をしてましたが、いつも変化なしと言われてました。
こんなに癌が転移してても腫瘍マーカーは反応しないのでしょうか?

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

脳転移とのこと、お気持ちお察しします。

「もう私には放射線治療しか残っていないのでしょうか?」
⇒脳には放射線しか効かないのです。(脳血管関門があるため)

 数がすくなければγ―ナイフやトモセラピーなどで1個ずつ照射対象となりますが、多いので全脳照射との判断なのだと思います。