[管理番号:2606]
性別:女性
年齢:50歳
よろしくお願い致します。
昨年10月に乳癌の診断を受けて、今年Ⅰ月に右乳房温存術を受けました。
22×21×15mm大の腫瘍で周囲2cmを離して切除されています。
充実腺管癌。
核grade1(核異型:2、核分裂像:1)、Nottingham’s histological
grade1(核異型:2、核分裂像:1,腺管形成:1)相当でした。
乳管内癌は散見される程度であり、EIC(-),波及度(f)
脈管侵襲は認めません(ly0,v0)
切除断端は水平方向、垂直方向いずれも陰性。
ホルモン受容体はER陽性(80%),PR陽性(80%)、HER2陰性、Ki-67陽性率15.3%
センチネルリンパ節陰性(0/2個)
TNM分類;pT2,pN0(SN),cM0、G1、StageⅡA
乳房温存術と放射線治療はセットとしての治療が一般的なようですが、私が手術を受けた施設では、乳房温存手術を受けたケースでも放射線を
省略でき得るサブグループに私も当てはまるようです。
手術側乳房内での再発率は放射線をしない場合でも5%、放射線をかけた場合は2~3%に低下するとのことです。
それでも、後悔しないために放射線治療を受けておいたら
と先生はおっしゃいます。
この2~3%の低下の為に、放射性皮膚炎や放射性肺臓炎などの副作用も心配な中で、
放射線治療を受けた方がいいのか受けなくてもいいのかとても迷っています。
先生はどのようにお考えになりますか。
よろしくお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「この2~3%の低下の為に、放射性皮膚炎や放射性肺臓炎などの副作用も心配な中で、
放射線治療を受けた方がいいのか受けなくてもいいのかとても迷っています。
先生はどのようにお考えになりますか。」
⇒「温存後の放射線照射」はriskとbenefitのバランスがいいと思います。
私は照射をお勧めします。