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肉芽腫性乳腺炎について

[管理番号:8518]
性別:女性
年齢:34歳
病名:肉芽腫性乳腺炎
症状:乳房痛
投稿日:2020年5月13日

はじめまして。

昨年の8月頃より胸の腫れと痛みがありました。

また、両足が腫れて立てないほどの痛みがあり、転倒の恐れがあるとの理由で10日間入院しました。

当時は妊娠6ヶ月でしたので、医師からは『妊娠性の張り』と診断され、足に関しては『足底筋膜炎』ですねと。

足の痛みは今も少しあります。
乳腺炎の影響なのでしょうか?
その後も胸の腫れと赤みがあり、再度受診したところこれは化膿性の乳腺炎ではと診断され、乳房を切開し排膿。

これを2度行いました。

それでも改善されず、もしかしたら『肉芽腫性乳腺炎かもしれない』と。

昨年12月に出産し、すぐに母乳を止める薬を飲み、産院退院1週間後よりプレドニン20mg服用開始。

4週間後10mgに減量。

3週間後5mgに減量。

更に3週間後、まだ硬いしこりのような箇所はあったが痛みが改善していたことから、もうやめても大丈夫でしょうと言われ、プレドニン終了。

しかし、再燃し10mgから再スタート。

7週間経過し、現在5mgに減量しました。

5mgに減量してから2日間服用していますが、胸に少し痛みが…
これは再燃ということなのでしょうか?
減量の目安がわからず、医師の判断に任せていますが、何度も再燃を繰り返すのは辛いので、目安がしりたいです。

現在の主治医は問診、触診のみでエコーはして頂いてません。

診療方針は様々かと思いますが、珍しい病気であることから不安です。

最近は副作用による肥満や睡眠不足もあり、精神的にも早くステロイドから解放されたい気持ちと、再燃への恐怖で悩んでしまいます。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

プレドニンで奏効するから肉芽腫性乳腺炎だとは(経過からは)思いますが、本来はマンモトーム生検で広範囲に組織採取して病理組織学的に確定診断すべきです。(マンモトームすることにより、volume reduction効果も兼ねます)

「産院退院1週
間後よりプレドニン20mg服用開始。

4週間後10mgに減量。

3週間後5mgに減量。

更に3週間後、まだ硬いしこりのような箇所はあったが痛みが改善していたことから、もうやめても大丈夫でしょうと言われ、プレドニン終了。
しかし、再燃し10mgから再スタート。
7週間経過し、現在5mgに減量しました。」

⇒早すぎる!

 経過を見ながらですが、
 5mgずつ2~3か月以上かけて、「ゆっくり」漸減しないと再燃します。
 最終的に「1年半」プレドニンは続きます。(最後の半年は1日毎に5mgとなります)

「減量の目安がわからず、医師の判断に任せていますが、何度も再燃を繰り返すのは辛いので、目安がしりたいです。」
⇒上記通りです。

 ゆっくり漸減しないと再燃します。