[管理番号:4495]
性別:女性
年齢:35歳
初めまして。
乳ガンと言われてからこのサイトを見つけ、
Q&Aを読んで勉強しています。
今回術後の病理結果ある程度がでましたので、今後の治療のことなど質問させてください。
今年1月末にしこりに気付き、2月に受診。
エコー、マンモ、針生検をして粘液ガンと診断を受けました。
術前に造影CT、腹部エコーもしました。
【術前】
20㎜×16㎜
ER(陽性)
PGR(陽性)
HER2(陰性)
ki67(約5-10%)
リンパ節転移なしとの所見。
【術後】
乳房温存術。
占拠部位:rt,A,大きさ2×1.6cm
組織型:mucinous carcinoma
浸潤範囲:g
核グレード1(3点),核異型2点,核分裂像1点
センチネルリンパ節(-)[0/4]
所見:病巣部では、癌細胞の小集塊が多量の粘液中に浮遊するように増殖しています。
癌の増殖は乳腺内のみで、周囲の脂肪組織への浸潤や断端への露出は認めません。
尚、生検組織の免疫組織学検索で、癌細胞はエストロゲンレセプターとプロゲステロンレセプター陽性で、Her2 scoreは0です。
ki-67に関しては、生検組織中の癌細胞が少なかったために、改めて検索し報告いたします。
と書いてありました。
まだ数値がでてない部分もありますが、ホルモン受容だね、と主治医はおっしゃっていました。
2週間後にki-67の結果を見てから、治療を決めていくことになります。
ki-67が低ければ、放射線とホルモン療法で大丈夫でしょうか?
局所再発やいろいろ心配ではありますが、
Q&Aを読む限り、そういったのは心配なさそうだなあと感覚的に思いますがどうでしょうか?
それと術後に乳頭付近まで内部を切除しているせいか、乳頭や乳輪にかさぶたがあり、はがれては少し出血をくりかえしてますがよくあることですか?
また今回乳ガンといわれて、思わず全身をチェックしましたら、いつからあるのか不明ですか太もも内側付け根付近にぷくりとした皮膚の盛上りガあり、摘まむとちょっとこりっとしたものがありますがこれは関係ないでしょうか?
4月からはじまるであろう治療に安心して専念できるように、田澤先生のご回答お願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
(針生検ですが)「Ki67=5-10%」典型的な「大人しい粘液癌」です。
「術前に造影CT」
⇒無駄な被爆です。
「ki-67が低ければ、放射線とホルモン療法で大丈夫でしょうか?」
⇒その通りです。
ルミナールAとなります。
「局所再発やいろいろ心配ではありますが、Q&Aを読む限り、そういったのは心配なさそうだなあと感覚的に思いますがどうでしょうか?」
⇒大人しい粘液癌、再発低リスクと思います。
「乳頭や乳輪にかさぶたがあり、はがれては少し出血をくりかえしてますがよくあることですか?」
⇒普通はありませんが、
いずれ治癒するでしょう。
「太もも内側付け根付近にぷくりとした皮膚の盛上りガあり、摘まむとちょっとこりっとしたものがありますがこれは関係ないでしょうか?」
⇒無関係です。