［管理番号:1721］
性別:女性
年齢:32歳
 
 

 
 
初めましてこんにちは。気になることがありますので投稿させていただきます。
毎年乳がん検診に行っておりまして、その経過です。
２０１１年３月頃　エコーのみ　特に異常なし
２０１２年１月頃　エコーのみ　何か写ってるけど悪い物ではなさそう
なのでまた１年後に来てくださいとの事
その後妊娠　２０１２年１１月出産
２０１３年３月頃　授乳中でしたが毎年受けてるのでとりあえず受診。
エコーのみ　授乳中なのではっきりわからないこともあるが見える範囲では問題なさそう　何か写ってるけど悪い物ではなさそうと言われたも
のは見えないようなよくわからないとりあえず今のとこは大丈夫そうとの事
２０１３年夏頃に子供が授乳を嫌がるようになり卒乳。以後溜めたままではいけないと勘違いをし１２月頃まで自己マッサージと自分で軽く搾乳というより絞り出す？
２０１４年１月　エコーのみ　搾乳をしていたせいか乳管の開きあり。
その影響かはっきりしない部分もあるが見える範囲では問題なさそう。
以前の何か写っているが何かはわからないものについて尋ねるが、そんなものは写っていない気がします、、、との事。
その後妊娠　２０１４年１１月出産　
２０１５年１月　３１歳になったので授乳中だが初のマンモとエコー
授乳中なので見えないところもあるが見える範囲は大丈夫そう。以前の
何か写っているものを再度尋ねると昔の画像を凝視して、あ～なんかあ
りそうだね、でも今年のを見ると小さくなってきてるようだし大丈夫そ
うですねとの事。
２０１５年６月　左乳房の下にきになるしこり？線？があり左乳房のみ
エコーと触診。授乳で見えづらいが乳腺ですとの事。
現在生理が近くなると右胸の上部(鎖骨の指３本くらい下あたり)、脇横
がツーンと痛くなることがあります。左も少しあります。薄い服の上か
ら触ると少しゴツゴツしているような？乳腺症でしょうか？
来週エコーの予約を入れておりますがきになりましたので投稿致しました。
田舎なので乳腺外来がなく乳がん検診の予約のみで受診するのも一苦労です。
もし乳腺症の場合はありふれた疾患といいますが乳がんが隠れている場
合もあると見たので細胞診をした方がよいのでしょうか？
来年あたり３人目の妊娠も希望しています。しかし、はっきりみえない
乳がん検診が続いてますのでしばらく妊活をあけて確実に一度乳がん検
診をしてからの方がよいでしょうか？年齢的にも早く妊娠したいので
焦っています。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「悪いものではなさそう」「授乳中なのではっきりわからない事もあるが」「見える範囲はもんだいなさそう」
⇒これらの「極めて曖昧な表現」（自信が無いのでしょうが）が質問者を不安にしているのは悲しいことです。
○エコーであれば「授乳中でも」診断に問題はありません。
　もう少し「自信を持って診療」してもらいたいものです。

回答

「少しゴツゴツしているような？乳腺症でしょうか？」
⇒私自身がエコーしていないので断定できませんが…
　6月にエコーで「問題無」としているようなので、そう思います。
 
「もし乳腺症の場合はありふれた疾患といいますが乳がんが隠れている場合もあると見た」
⇒誤りです。
　きちんとした診断での「乳腺症は乳癌ではありません」
　単に「乳腺症と乳癌のエコー像が似ている場合がある」だけの話です。
 
「はっきりみえない乳がん検診が続いてますのでしばらく妊活をあけて確実に一度乳がん検診をしてからの方がよいでしょうか？」
⇒全く不要です。
　本来「妊娠も授乳も全く無関係」です。
　○妊娠や授乳を理由に「曖昧な診断しかしてもらえない」のであれば、「医師自らエコーをしている」ところで診てもらえばいいのです。
 
 

 

質問者様から　【質問２】

先日はご回答ありがとうございました。
エコー検査に授乳も妊娠も関係ないという事に驚きました。
受診の際にマンモは、若い方は見えにくいと聞き、エコーを受けた際に授乳中だと見えにくい事もあると言われたのでマンモと同じように見えにくい事があるんだなと考えていました。
「乳腺症と乳癌のエコー像が似ている場合がある」ということで、細胞診などは、似ていて判断がつきにくい時にすれば良いということでしょうか？
こちらは乳腺外科もなく残念ながらかかりつけの乳がん検査をする病院は技師によるエコーで、先生は結果を伝えるのと触診です。
○○にある大きな病院の地方版なのですが残念です。
田舎は何かと大変です。
 

田澤先生から　【回答２】

こんにちは。田澤です。
『「乳腺症と乳癌のエコー像が似ている場合がある」ということで、細胞診などは、似ていて判断がつきにくい時にすれば良いということでしょうか？』
⇒組織診（バネ式針生検よりも、更にマンモトームの方がベター）すべきです。
　細胞診は「線維成分の多い（つまり硬い）」組織の精査には不適です。
　このケースでは「腫瘍成分が（存在するとしても）少量と予想される」ので「最大限の組織検査（マンモトーム生検）でないと誤診の素」と思います。