[管理番号:8151]
性別:女性
年齢:48歳
病名:乳癌、浸潤癌
症状:
先生、こんにちは。
宜しくお願い致します。
左乳浸潤癌です。
今までやった検査
MMTE、ペット、MRI
で解っている事。
大きさ約4センチ
HER2型 (ホルモン陰性)
リンパ転移4つ以上
遠隔転移無し
最初に全摘でも良いので手術先行と希望を言ったのですが、
薬で小さくなったら温存できるかもと言われて術前化学療法をしています。
AC×4
が先月終わり、現在
ウィークリーパクリ×12
ハーセプチン、パージェタ×4
の最中です。
乳頭上辺りに4センチがあるのともう1つ小さい癌原発が子供を産んだようなもの(姫癌?)があると言われていたので本当に温存出来るのか?
手術待ちの都合でケモ進めてるんじゃないのか?
と内心思っていましたが勇気がなくて言えませんでした。
案の定ACの途中で、
「大きい癌は動く様になったしリンパの癌は画像上では見えなくなったけど温存は難しいかも」と言われました。
やっぱり~!
ですけど、今更仕方ないのでヅラを被るのに良い時期だったとか術後しんどい時より
最初に辛そうな投薬をやっといて良かったとか自分を納得させてます。
腋窩リンパ転移4つ以上なので
「術前化学療法で画像上消えてもリンパ郭清はする」のは郭清レベルⅠですか?
手術してみてレベルⅡ になるって事もあるのでしょうか?
「放射線は一応する方針で…」
と、何か曖昧な絶対ではないような言い方だったのですがしなくても良いのですか?
私のステージは2b? 3a?
あと、やっぱり手術は上手な先生にやって頂きたいと思うは皆さん当然だと思うんです。
○○県在住なので
ケモと放射線は今の病院でやってオペを田澤先生お願いするのは常識的に失礼でしょうか?
(先生が何回目かのコラムで書いてらした
〇〇県◯んセンターの岩◯先生に最初診て頂きましたが今は若い女の先生にバトンタッチされました)
変な質問ですみません。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「腋窩リンパ転移4つ以上なので「術前化学療法で画像上消えてもリンパ郭清はする」
のは郭清レベルⅠですか?
手術してみてレベルⅡ になるって事もあるのでしょうか?」
→正確なリンパ節転移の評価がされているのか?がまず問題です。
CTでも見えますが、実際にはエコーが一番細かく評価できるのです。
★基本的には「(化学療法前の画像で)レベル1まで転移を疑う」場合にはレベル2まで、(レベル2まで疑うなら)レベル3まで郭清は必要です。
「放射線は一応する方針で…」
と、何か曖昧な絶対ではないような言い方だったのですが
しなくても良いのですか?」
→4個以上なら必須です。(術前抗がん剤の効果は無関係)
「私のステージは2b? 3a?」
→4個の時点で3Aとなります。
「〇〇県(中京圏)在住なのでケモと放射線は今の病院でやってオペを田澤先生お願いするのは常識的に失礼でしょうか?」
→いい方だと思います。
実家が東京なので、親戚から「東京で手術しろ」と言われている。など失礼でない言い方もあるのでは?
「(先生が何回目かのコラムで書いてらした〇〇県◯んセンターの岩◯先生に最初診て頂きましたが今は若い女の先生にバトンタッチされました)」
→岩〇先生は(全国講演会で)よく「お見掛け」しますが…
本当にユーモアもあって人柄の素敵な方ですよね。
ただチーム医療は怖い面はありますね。