[管理番号:6709]
性別:女性
年齢:50歳
田澤先生はじめまして。
いつも拝見させていただいてます。宜しくお願い致します。
50歳
2006年1. 右胸 硬癌 5センチ程広がっており、皮下全摘術 センチネル生検 あり。
リンパ0/8
抗がん剤FEC リュープリン タモキシフェン5年。
2007.1 別のクリニックにてインプラントによる再建
今年の2018.6月にインプラントギリギリ脇に近い乳腺に1cmほどのしこりあり、マモトーム生検にて、硬癌確定 サブタイプまでは調べていない。
術前 CT.MRIは、異常なし。
主治医にはホルモン療法から7年も経過してるし、新たにできたステージ1の早期と言われてました。
正直疑問がありました。
乳首よりかなり上(6センチくらい上)しかも脇に近い。
こんなところに新たなガン?
今月8月に手術。
前日のエコーチェックでもう一つ近い所にしこりあり。
手術時についでに取りますとの事。
センチネルリンパ もまたしました、何も怪しいものは写っていない との事でした。
全摘?インプラント除去にてオペ。
オペ4日後に、主治医より説明あり。
「今回、癌細胞が取れていなかった。
非常に稀な事で、大胸筋の下深いところにどうもある。」
今回大胸筋の上をペロリと剥がして全摘したみたいです。
入院中2日後に再度の緊急オペをしました。
筋肉も少し取ってはがした。
悪性とだけわかっている。
もう一つのしこりは、リンパレベル2のかなり深いところ5ミリほどのしこり。
やはり悪性。
レベル3を一つまで郭清しといた。
と口頭で聞いてます。
詳しい病理結果はまだです。
質問なのですが。
①CT.MRI、エコーでは 筋肉下とか上とかまでわからないのですか?(かなり撮影されてますが。)そもそも新規のガンですか?それとも取り残しと考えた方がいいのでしょうか。
主治医の口から取り残しとは出ないと思います。
②術前のセンチネル生検で何も写ってないと聞いてましたが、腋窩リンパ5ミリ悪性は本当に映らないものですか?それと予後はやはり不良なのでしょうか?
このリンパのしこりもそもそもはじめからあったものなのか?何なのですか?
局所再発のあと遠隔転移→死亡 多いと何かで見ました。
③そもそも局所再発ですか?転移ですか?レベル3まで郭清してますが、すでに遠くに散らばってそうで毎日怖くて落ちこんでばかりです。
しかも当初新たなガン早期と話が違い過ぎてて。
④全摘オペして縫合してた4日間に血流に乗って癌細胞が暴れて散らばってないか不安です。
マンモトーム生検時にもかなりの血がでましたが、血流に乗ってないか心配です。
⑤抗がん剤はしないといけないでしゅうか?するなら何をしたらいいのですか?
まだ病理の結果も出ていないのにすみません。
色々と弱ってまして。
目眩で脳転移か?空咳で肺か?ビクビクしたり安定したりの繰り返しです。
毎日お忙しいとは思います。
読んでいただいて感謝してます、宜しくお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「①CT.MRI、エコーでは 筋肉下とか上とかまでわからないのですか?」
→エコーで問題なく解ります。(だから執刀医自身が、術前にエコーすべきなのです)
「そもそも新規のガンですか?それとも取り残しと考えた方がいいのでしょうか。」
→12年前に…
乳腺を全摘したわけですから本来、「新規乳癌」が発生しようがないわけです。
可能性としては下記1,2のどれかなわけです。
1.(脇に近い部分の)正常乳腺を残した→その(残った)乳腺から癌が新規発生した。
2.(脇に近い部分に)癌そのものを残した→その(残されていた)癌細胞が増大して可視化した。
「②術前のセンチネル生検で何も写ってないと聞いてましたが、腋窩リンパ5ミリ悪性は本当に映らないものですか?」
「このリンパのしこりもそもそもはじめからあったものなのか?何なのですか?」
→そもそも…
12年前に「乳腺から腋窩へのリンパ管のルートは切除されているはず」なので「本当のセンチネルリンパ節ではない」のです。
単純に、(癌が腋窩に近いから)周囲のリンパ管に入り込んで「リンパ節転移」したのでしょう。
「それと予後はやはり不良なのでしょうか?」
→予後不良と考える理由がありません。
「局所再発のあと遠隔転移→死亡 多いと何かで見ました。」
→それが「何」なのか解りませんが、(そんな無責任なコメントに)私は賛成しません。
「③そもそも局所再発ですか?転移ですか?」
→用語的に混乱がありそうです。
解りやすいように「局所再発」と「遠隔転移再発」に分けると…
(勿論、遠隔転移再発ではなく)「局所再発」となります。
「レベル3まで郭清してますが、すでに遠くに散らばってそうで毎日怖くて落ちこんでばかりです。」
「全摘オペして縫合してた4日間に血流に乗って癌細胞が暴れて散らばってないか不安」
「マンモトーム生検時にもかなりの血がでましたが、血流に乗ってないか心配」
→考えすぎです。
「⑤抗がん剤はしないといけないでしゅうか?」
→「局所再発」はあくまでも「局所療法」です。
抗がん剤をしなくてはならない根拠がありません。『今週のコラム 84回目 「初回手術の取り残しを摘出するだけでよい」と言う事なのです。』をご参照を。
「目眩で脳転移か?空咳で肺か?ビクビクしたり安定したりの繰り返し」
→それは、ありえません。(ご安心を)
質問者様から 【質問2 筋肉下再発 腋窩リンパ再発】
性別:女性
年齢:50歳
田澤先生の回答を読ませていただき、気持ちが軽くなりました。
ありがとうございます。
先日 病理結果でました。
筋肉側の腫瘍の方は追加で調べてるらしくまだですが、多分同じタイプでしょう。
との事です。
リンパ節 1/6
エストロゲン受容体 99%
プロゲステロン受容体 10%
HER2 スコアー 0
HER2 陰性
Ki67 :10%
主治医は経過がこんなに長い(12年)期間を経てるからかなり大人しいガンとおっしゃられてました。
が、、、
このガンがリンパに取り残しとしたら、単純に見つかったのが今年だったけど、12年も前からあったと言う事ですよね?
進行がゆっくりとか大人しいとか素直に受け取れず、逆に長い間 放置されてたと捉えてしまい、心配でなりません。
今後の治療は放射線25回鎖骨上までと、ホルモン治療5年。
あと注射どうしょか?と聞かれました。
生理は不順であったりなかったりです。
質問ですが、
①今後の治療は私の場合 田澤先生ならどのようにされますか?プロゲステロンが陰性に近いので心配です。
②長期間放置の為にもし全身のどこかに微小転移があればホルモン治療単独で消えますか?抗がん剤はしなくて大丈夫ですか?
③乳房内の局所再発と違い、領域リンパ節再発の根治は厳しいのですか?またかなり珍しいのですか?
④初回ホルモン治療が終わった頃からずっと(7年程前から)耳鳴りがひどいのですが、何か関係ありますか?
特に最近キツイです。
脳の検査は必要ですか?
もし、脳に腫瘍があればホルモン治療で消えますか?ちなみに耳鼻科では老化現象みたいな事言われました。
⑤今は目に見えないけど、遠隔転移も今後起こり得るのでしょうか?
長期間放っておいた癌が怖くてなりません。。
一気に暴れださないか心配です。
お忙しい中申し訳ございません。
宜しくお願い致します。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
「①今後の治療は私の場合 田澤先生ならどのようにされますか?プロゲステロンが
陰性に近いので心配です。」
→タモキシフェンです。
「②長期間放置の為にもし全身のどこかに微小転移があればホルモン治療単独で消えますか?抗がん剤はしなくて大丈夫ですか?」
→何か勘違いしていますね。
「ホルモン療法では消えないが抗がん剤で消える」という誤った考え方は止めましょう。
単純に「抗がん剤が効く」根拠がない(ルミナールAなのだから)ということです。
「③乳房内の局所再発と違い、領域リンパ節再発の根治は厳しいのですか?またかなり珍しいのですか?」
→腋窩リンパ節は単純に「局所」です。
「脳の検査は必要ですか?」「もし、脳に腫瘍があれば」
→不要です。
「⑤今は目に見えないけど、遠隔転移も今後起こり得るのでしょうか?」
→その可能性は誰にも否定できませんが(それはどんなに早期がんでも同様)
その可能性が高いとは全く思いません。(同じ質問を何度もするのは控えましょう)
(以下、前回の抜粋)
「それと予後はやはり不良なのでしょうか?」
→予後不良と考える理由がありません。
質問者様から 【質問3 筋肉下 リンパ節 再発】
性別:女性
年齢:50歳
病名:乳がん
症状:乳癌 局所再発
こんにちは。
以前、筋肉下と、リンパレベル2に12年後に再発。
の質問をした者です。
基重なお時間 お返事して下さり有難う御座います。
ずいぶんと勇気つけられました。
もう、遠隔転移を恐れず毎日、前向きに過ごす様にします。
筋肉下の再発の病理の結果は、主治医にサラッと流されましたが、やはり「取り残し」が可視化したんだ。
って自分で思ってます。
質問です。
放射線をしたくなくて全摘にしたつもりだったのですが、結局 新たなガンじゃなく、局所再発って事はやはり①放射線は必須ですか?
田澤先生の他の回答で(全摘でもリンパ四個以上が照射)ってことは、私は本来しなくていいのですか?
②半年に一回の注射を進められましたが、それもした方がいいのでしょうか?
タモキシフェンは田澤先生の回答通りきちんと飲むつもりです。
ちなみに③5年でいいですか?
④根治は望めますか?
お忙しい中 恐縮ですが、田澤先生に回答して頂ければ納得して治療に励めそうです。
宜しくお願い致します。
田澤先生から 【回答3】
こんにちは。田澤です。
「①放射線は必須ですか? 田澤先生の他の回答で(全摘でもリンパ四個以上が照射)ってことは、私は本来しなくていいのですか?」
→きちんとした手術(筋肉にもマージンをつける)をしたかどうか?です。(担当医に確認しましょう)
「②半年に一回の注射を進められましたが、それもした方がいいのでしょうか?」
→不要です。
「③5年でいいですか? ④根治は望めますか?」
→その通りです。
シンプルに考えましょう。
質問者様から 【質問4 局所再発】
性別:女性
年齢:50歳
病名:乳癌
症状:
6709
こんにちは。
いつも拝見させていただいてます。
お忙しい中このような場を設けてくださりとても感謝してます。
いま、放射線治療 半分以上すぎ特に副作用もなく順調にきてます。
また質問なのですが、私は初発5cm以上と聞いてました。
大きかった割に、リンパ0/8でした。
しかし局所再発でリンパに1個 筋肉下に1個、?そもそも私のステージは何になるのですか?
主治医からは何も言われた事もなく、いつも怖くて聞けませんでした。
それと、今回ki67 10%でホルモン療法ですが、治療が終わるとまた生き残りのガンが?5年先10年先もでてくるんじゃないか?
それと、先日 血液検査があったのですが、リンパ球の参考値が27~46ですが、私は19と低かったです。
ネットで調べると?神経中枢に転移…とか書いてあり怖くなりました。
放射線の先生にお聞きしましたら、「私 も詳しくないので。」と言われました。
転移の可能性があるのでしょうか?
放射線当ててるところが、ニキビみたいな少し痒みを伴うブツブツがあ
り今は放射線の影響でシミの様に変化してます。
?皮膚再発が壊死したのですか?
それと、娘21歳がいてますが、?何才くらいから検診した方がいいですか?
ちなみに私は36歳初発でした。
?母がルミナールAだと娘も同じタイプになりやすいのですか?
それとも娘は遺伝だからトリプルネガティブのタイプになりますか?
無知で変な質問ばかりすみません。
あと、耳鳴りがやはり治らないです。
ここ7年くらい。
毎日。
脳の検査は必要ないと以前回答頂いてます。
耳鼻科へ行っても聴力検査するだけです。
?このまま放っておいて大丈夫ですか?
ちょうど時期的に初発のホルモン療法が終わった頃からなのでその影響かな?とも思うのですが。
田澤先生のご意見をお聞かせください。
田澤先生から 【回答4】
こんにちは。田澤です。
「しかし局所再発でリンパに1個 筋肉下に1個、?そもそも私のステージは何になるのですか?」
→「局所再発はステージに変更無」です。
「リンパ球の参考値が27~46ですが、私は19と低かった」
→全く無意味な値
白血球の分画は「相対的」なものを見ているだけです。
単純に言えば「好中球が上昇」すれば「リンパ球の分画が低下」するというだけの話です。(全く無意味)
「ネットで調べると?神経中枢に転移…とか書いてあり怖くなりました。」
→1000%無意味(コメントに値しない)
「転移の可能性があるのでしょうか? 」
→ナンセンス。
「リンパ球の分画が低いから転移の疑い」などという発想はナンセンスそのもの。
「娘21歳がいてますが、?何才くらいから検診した方がいいですか?」
→普通に30歳以上からです。
「母がルミナールAだと娘も同じタイプになりやすいのですか?それとも娘は遺伝だからトリプルネガティブのタイプになりますか?」
→全く無関係(考えすぎ)
「耳鼻科へ行っても聴力検査するだけです。?このまま放っておいて大丈夫ですか?」
→耳鼻科で相談するしか、方法はありません
おかしな発想は、そろそろやめましょう。
質問者様から 【質問5 】
CEA上昇
性別:女性
年齢:53
病名:乳癌
症状:
投稿日:2022年2月8日
以前もNo.6709で、こちらでお世話になりました。
お忙しい中申し訳ございませんが、宜しくお願いします。
今回CEA上昇で大変気になってます。
初発乳がん2006年
ルミナール 抗がん剤 注射 タモキシフェン5年
2006年~2011年までの推移
CEA
1→1→1→1→2→1→1→1→1→1→1
1→1→1→1→1→2→1
2012~2014 データ紛失
2015年(年1回)
CEA2
2016年(年1回)
CEA4
2017年(年1回)
CEA2
2018 .6月
CEA2
2018.8月 腋窩局所再発 手術
放射線 現在タモキシフェン服用中
2019年~2020年3か月置き
CEA2→2→2→2→2→2→2
2021年
CEA2→2→3→3
2022年2月
CEA4
CA15に関しては、前半5~7の間
後半2015年以降6~8.5の間変動
今月は9.2まで上がってました。
基準値内ではありますが、確実に上昇してるのが気になります。
再発と捉えるべきでしょうか?
覚悟は決めてたつもりですが、辛いです。
おとなしい癌と聞いてましたが、
長年かけてじわじわ上昇してるのが物語てて怖いです。
次回5月に定期検診ですが、CTなど追加で検査してもらった方がいいですか?
あと、タモキシフェンが効かなくなってるのですか?
(ここの病院はなぜか他の方みたいに少数点以下の数字はなく、1づつ上昇がとても怖いです。
検査キットによって違うのですか?それとも
先生が勝手に切り捨てとかしてるのでしょうか?)
田澤先生から 【回答5】
こんにちは田澤です。
「基準値内ではありますが、確実に上昇してるのが気になります。」
⇒私の印象では…
あまりにも「軽微すぎる変化」に思います。(再発による上昇としては全く典型的ではありません)
★通常、再発を想像するのは「急な」変化で「その後は確実に上昇」となります。
気になるなら一度PETでチェックすればいいですよ。
ご参考に。
質問者様から 【結果6 】
CEA上昇
性別:女性
年齢:53
病名:乳癌
症状:CEA上昇
投稿日:2022年2月9日
お忙しい中、早々のお返事有難う御座いました。
去年から今年にかけて1年で2も上昇したことに精神状態もあまりよくなかったので
先生のお言葉で気持ちが晴れました。
前向きに過ごせそうです。
また、5月の結果しだいでPETも考えたいと思います。
質問者様から 【質問7(質問6 結果1)】
骨転移
性別:女性
年齢:54
病名:乳癌 再発
症状:
投稿日:2023年5月12日
6709のものです。
腋窩再発やCEAで以前相談させてもらいました、その節はありがとうございました。
去年くらいから肋骨が痛くなり整形外科に行っても治らず先月CTしたところ
骨転移がありました。
2006年初発2018年腋窩再発でタモキシフェン現在飲用中でのことで
病院には3カ月に一度通い不調や、CEAが微量ながら上がってることを主治医に相談してましたが、画像検査とかしてはなく
とりあえずおとなしい癌だから心配しすぎみたいに
言われてましたが、
骨転移でショックです。
もっと自分を大切にするべきでした。
腋窩再発の時、筋肉の下にあるからかなり深くて難しいと2回手術されました。
こちらで先生にきちんと郭清してもらえばよかったと後悔です。
そんな事もあり、主治医とは少し信頼できなくなってます。
結局はきちんと郭清できてなかったのでしょうね。
いきなり余命は五年と言われました。
治すことは無理ですが、
これからどのような治療をするのがいいですか?
先生なら何を使いますか?
初発はホルモン陽性
ハーツ陰性でした。
まだまだ長生きしたいです。
田澤先生から 【回答7】
こんにちは。田澤です。
骨転移がありました。
⇒内臓転移ではないので、余命5年は言い過ぎでしょう。(まずは長期のコントロールを狙いましょう。
肋骨転移ということですが、その後(PETなどの)全身検索してますか?
もしも(全身検索したうえで)肋骨転移だけであれば、まず照射⇒(抗がん剤をするかどうかはご本人次第)⇒palbociclib+letrozole+LH-RHagonistとします。
ご参考に。
***
<質問が5回に達した方>
・次の質問(6回目)から、1か月空けてください。
・再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/6/12
***
質問者様から 【質問8(質問7 結果1)】
骨転移
性別:女性
年齢:55
病名:乳癌
症状:
投稿日:2023年5月17日
6709です。
先日は回答ありがとうございました。
PET CTの結果、内臓にはなくて、
第5胸椎、第7胸椎、第5頚椎、左白蓋、左第7肋骨、右第12肋骨
と増えてました。
今後、第5胸椎と白蓋のみ放射線。
レトロゾール。
次回 ゾメタ 点滴3カ月に1回。
放射線終了後 イブランスあるいはベージニオ開始という流れです。
18年間通ってますが、12年目に腋窩再発。
この主治医以外一度も他の医師に見てもらった事もなく今更ながら、
腋窩再発の後きちんとPETをしておけばよかったと後悔してます。
エコーと血液検査しかしてませんでした。
きっと取り残しがあったかもしれないと頭から離れません。
今回の治療の流れはこんな感じでいいですか?
先日のイブランスという回答を田澤先生から頂いてますが、ベージニオよりイブランスの方がいいのでしょうか?
多発性骨転移ですが、
長期コントロール狙えますか?
田澤先生から 【回答8】
こんにちは。田澤です。
先日のイブランスという回答を田澤先生から頂いてますが、ベージニオよりイブランスの方がいいのでしょうか?
⇒私がpalbociclibを先に使うのには理由があります。
1.長期成績が出ている。(私自身が非常に多くの症例経験があり非常に信頼している)
2.副作用が少ない(どうしてもabemaciclibには下痢の問題があります)
多発性骨転移ですが、長期コントロール狙えますか?
⇒勿論です。
***
<質問が5回に達した方>
・次の質問(6回目)から、1か月空けてください。
・再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/6/18
***
質問者様から 【質問9(質問8 結果1)】
骨転移 治療の流れ
性別:女性
年齢:54歳
病名:乳癌
症状:
投稿日:2023年5月19日
6709です。
お返事ありがとうございます。
主治医はベージニオを推してきましたが、田澤先生のイブランスの説明で説得力を感じたのでイブランスでいきます。
2006年初発
2018年腋窩再発
今回、骨転移。
○今回、細胞なにも調べていませんが、
ホルモン陽性 ハーツ陰性のままで薬物療法進めていいのですか?
途中でサブタイプが変わってる可能性もあると聞いた事があります。
治療の進め方
レトロゾールは飲みはじめました。
次回ゾメタ点滴します。
○レトロゾールは先発もジェネリックもどちらでも変わりないのですか?
来週から放射線治療開始→胸椎(溶骨あり)
左白蓋 頚椎 の3箇所
○胸椎は仕方ないにしろ、
白蓋と頚椎はついでみたいな感じがあるのですが、
このタイミングで開始してもいいのですか?一度当てると次は当てれないと思うのですが。
○放射線37.5gy 15回で妥当ですか?
○放射線終了後でないと
分子標的治療薬は始めないみたいですが、あってますか?
○前回の質問で田澤先生の回答が、
palbociclib+letrozole+LH-RHagonistとします
とありますが、最後の
LH-RHagonistは何ですか?主治医から何も言われてません。
来週診察なので伝えた方がいいですか?
ちなみに、再発の時リュープリンはした事あります。
ひと通りの流れです。
○の質問と田澤先生と相違があれば教えてください。
宜しくお願いします。
不安でいっぱいでたまに過呼吸になります、辛いです…
田澤先生から 【回答9】
こんにちは。田澤です。
○今回、細胞なにも調べていませんが、
ホルモン陽性 ハーツ陰性のままで薬物療法進めていいのですか?
途中でサブタイプが変わってる可能性もあると聞いた事があります。
⇒骨転移では、通常組織採取は行いません。(サブタイプは変わらない可能性高い)
○レトロゾールは先発もジェネリックもどちらでも変わりないのですか?
⇒変わりません。
このタイミングで開始してもいいのですか?
⇒勿論その通りです。
○放射線37.5gy 15回で妥当ですか?
⇒そう思います。
○放射線終了後でないと分子標的治療薬は始めないみたいですが、あってますか?
⇒その通り。
LH-RHagonistは何ですか?
⇒閉経前でCDK4/6 inhibitorを行う場合にはaromatase inhibitorとの併用が許されるのです。
***
<質問が5回に達した方>
・次の質問(6回目)から、1か月空けてください。
・再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/6/22
***
質問者様から 【質問10 (質問9 結果1)】
骨転移
性別:女性
年齢:54歳
病名:乳癌
症状:
投稿日:2023年5月25日
6709です。
5月22日の動画『乳癌の再発~…』を見てつくづく私?と思いました。
腋窩再発の不審な手術からからずっと遠隔転移に怯えてました。
術後フォローも一度もCTなどなく、術後も詳しく何も教えてもらえず、データは自分でPCで打ち直したのをもらうだけでした。
色々考えれば不審な事ばかりですが、長年同じ主治医に任せていた自分を責める毎日です。
腋窩再発初めから田澤先生に執刀してもらっていたなら今頃変わっていたでしょう。
後悔ばかりです。
きっと取り残されてたと思ってます。
筋肉下が難しいだのかなり深い
ところにあるだの、その病理検査の結果ももらえませんでした。
ドレーンは2週間血が減らず外来でも5回ほど注射で抜くほどでした。
あのとき、田澤先生にエコーしてもらい、郭清してもらえていたなら、きっと今の人生は変わっていたと…
5年後、骨転移してしまってからでは、もうどうしょうもないです。
今回のpet c tの結果を
文章で書かれてるのをコピー下さいと言ってももらえず、
家族に見せたいので写真撮っていいですか?って聞いても見せてもらえす、自分のデータなのに見れないものですか?
これも骨転移の箇所だけ打ち直したのをくれました。
肺が、鎖骨リンパが、ってチラッと見えたのですが、
すぐにスクロールされてしまい見れません。
怪しいですし、こんな些細な事が不安の原因になってます。
これからも田澤先生にこちらでお世話になるかもしれませんが宜しくお願いします。
関西在住ですが、本来なら転院したいくらいです。
ゾメタは始まりましたが、
3ヶ月に1回らしいです。
これでいいですか?
L Hアゴニストは、閉経してるので、
分子標的とフェマーラだけになります。
これでいいですか?
第五頚椎に転移してますが、正面から見て喉仏の皮膚が
がプッっとニキビみたいなのがあります。
皮膚転移ですか?
田澤先生から 【回答10】
こんにちは。田澤です。
ゾメタは始まりましたが、3ヶ月に1回らしいです。
これでいいですか?
⇒今時ゾメタよりはdenosumabの方がいいのでは?
基本的に4週に1回です。
L Hアゴニストは、閉経してるので、
分子標的とフェマーラだけになります。
これでいいですか?
⇒閉経しているのであれば、そうなります。
第五頚椎に転移してますが、正面から見て喉仏の皮膚ががプッっとニキビみたいなのがあります。
皮膚転移ですか?
⇒実際に見ていないので勿論不明ですが…
おそらく違うでしょう。
***
<質問が5回に達した方>
・次の質問(6回目)から、1か月空けてください。
・再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/6/26
***
質問者様から 【質問11 (質問10 結果1)】
骨転移
性別:女性
年齢:54歳
病名:乳がん
症状:
投稿日:2023年6月14日
6709です。
いつもありがとうございます。
2006年37歳 初発 皮下全摘、抗がん剤
タモキシフェン5年
2018年49歳 腋窩再発
放射線、リュープリン、
タモキシフェン5年目飲用の最中で骨転移になりましたが、ホルモン療法が効いてなかったって事ですよね?
いまは、フェマーラに変えて飲み始めてます。
今週で骨の放射線は終了で、来週から田澤先生おすすめのイブランスとランマークが追加になりますが、私のような場合でホルモン療法の最中でも、この標準治療で大丈夫ですか?田澤先生ならどうされますか?
お忙しいところ申し訳ございません、
宜しくお願いします。
骨転移だけなら直接生命にはかかわらないと聞きますが、
長期コントロールするにはどうしたらいいのでしょうか。
田澤先生から 【回答11】
こんにちは。田澤です。
今週で骨の放射線は終了で、来週から田澤先生おすすめのイブランスとランマークが追加になりますが、私のような場合でホルモン療法の最中でも、この標準治療で大丈夫ですか?
長期コントロールするにはどうしたらいいのでしょうか。
⇒まさに、そのため(長期コントロールするため)にradiation⇒CDK4/6 inhibitor+ hormoneが最適と思います。(同様なケースで5年以上経過している患者さんは多いです)
***
<質問が5回に達した方>
・次の質問(6回目)から、1か月空けてください。
・再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/7/16
質問回数10回から管理番号は別番号とします。
***