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ルミナールBの治療

[管理番号:5743]
性別:女性
年齢:42歳
はじめまして。
8月に乳がんと診断され10月下旬に温存手術を受けました。
今後の治療で迷っているのでご相談させてください。
針生検の結果は乳頭腺管癌。
ER陽性率100%(Score3b)、PgR陽性率
100%(Score3b)、Her ceptest Her2/neuは弱い不完全な陽性所見(Score
1+) Ki67陽性率はhot spotで30% でした。
病理検査結果は
浸潤径 1.8cm
センチネルリンパ生検 陰性
組織診断 乳頭腺管癌
リンパ節への転移 全体で1個切除し0個陽性
病期診断 I期
脈管侵襲 リンパ管侵襲なし 静脈侵襲なし
悪性度 3
エストロゲンレセプター 陽性
プロゲステロンレセプター 陽性
Her2タンパク 陰性
Ki67 32%
切除断片の近くに非浸潤がんの病変を認める
主治医は術前はホルモン療法が効くタイプだからKi67の数値がすごく高くならなければ抗がん剤はやらなくても大丈夫かなと話していたのですが、病理検査結果が出たあとはKi67が32%になったこと、悪性度が3だったことから抗がん剤を3ヶ月やった後にホルモン療法を行いましょうと提案されました。
ただ、ホルモン療法が効くタイプだから抗がん剤はそれほど効かないかもしれないからどうしたいか考えてきてくださいと言われ迷っています。
30→32%は抗がん剤を追加するほどの変化なのでしょうか。
質問1
副作用が心配なのであまり抗がん剤は追加したくないのですが、このような結果の場合やはり抗がん剤は追加した方がよいのでしょうか?
質問2
追加した場合どのくらいの上乗せ効果があるのでしょうか?
また再発率や生存率も知りたいです。
質問3
オンコdx検査を行った場合、中間リスクならローリスクよりの数値なのか、ハイリスクよりの数値なのかと病理検査結果を合わせて判断すると聞きました。
田澤先生なら私のような場合どのくらいの数値から抗がん剤を追加しますか。
お忙しいのに申し訳ありませんがどうぞよろしくお願いします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「質問1 副作用が心配なのであまり抗がん剤は追加したくないのですが、このような結果の場合やはり抗がん剤は追加した方がよいのでしょうか?」
⇒Ki67=32%はグレーゾーンとなります。
 OncotypeDXをすべきです。
 私のグラフ(今週のコラム101)からは30代前半はルミナールAの可能性が高いとは思います。
「質問2 追加した場合どのくらいの上乗せ効果があるのでしょうか? また再発率や生存率も知りたいです。」
⇒それが分かったら、OncotypeDXをする必要がありませんよね?
 グレーゾーンなのだから、ルミナールAかBなのか解らないのです。
 ルミナールAなのかBなのか解らないということは「上乗せが解る筈がない」のです。(それを知るためのOncotypeDXなのです)
「田澤先生なら私のような場合どのくらいの数値から抗がん剤を追加しますか。」
⇒ハイリスクの場合です。
 中間リスクは上乗せがないことは『今週のコラム100回目』を読んでもらえばご理解いただけるでしょう。
今週のコラム 100回目! 「若いから」抗ガン剤をしましょう。は過ちなのです。

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