[管理番号:8680]
性別:女性
年齢:49歳
病名:乳がん
症状:
投稿日:2020年6月23日
はじめまして、3月末に左乳房にトリプルポジティブの浸潤癌(4cm弱)があることが分かりました。
PET-CTの結果はどこにも転移がみられないとの結果が出て、
その2日後に受けた乳房MRIでも特に転移のことは言われませんでした。
その後はEC療法を4回終了し、先日再び乳房MRI、エコーマンモグラフィーを撮りました。
結果は抗がん剤が効いたようで腫瘍はだいぶ小さくなりましたが、MRIの報告では左手脇のリンパ節も前回のよりも小さくなってる事から転移があった可能性を否めないと書いてありました。
PET-CTでは転移は見られないとの事だったので、
今回の「転移があった可能性を否めない」というのに驚いてしまいました。
そこでお聞きしたいのは、PET-CTとMRIの結果はどちらがより正確なのでしょうか?
やはり手術をしてみないと転移は分からないということでしょうか?
そして、今回の4回のEC療法で胃がすごく重くなったり胃痛があったりとずっと胃が不調で、普通の食事があまり出来ずに体力が落ちました。
今度は3週間おきにドセタキセル+ハーセプチン+パージェターを始まるのですが、
出来れば予定日より1週間遅らせて、少しでも体力を回復させてから始めたいと思っております。
1週間遅らせるという事はあまり良くないことなのでしょうか?
体力に自信がなくても頑張って受けた方が良いでしょうか?
副作用が強く出てしまうのではないかと心配ですが、遅らせることでEC療法の効果がムダになってしまうのは避けたいと思っております。
先生のお考えをお聞かせいただけたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「そこでお聞きしたいのは、PET-CTとMRIの結果はどちらがより正確なのでしょうか?」
⇒どちらも「単なる」画像診断
「やはり手術をしてみないと転移は分からないということでしょうか?」
⇒その通り。
抗がん剤前の画像診断で「転移が明らかでない」場合にはセンチネルリンパ節生検の適応がありますが、(術前抗がん剤をすることで)センチネルリンパ節生検の結果がやや「不確か」となり(センチネルリンパ節生検の結果により郭清省略した場合に)腋窩再発のリスクがやや高まることには注意が必要です。
「1週間遅らせるという事はあまり良くないことなのでしょうか?」
⇒殆ど影響ありません。
ご安心を。
質問者様から 【結果2 】
安心と不安がうまれました。
性別:女性
年齢:49歳
病名:トリプルポジティブ乳がん
田澤先生の診察:[診察なし]
田澤先生の手術:[手術なし]
田澤先生、お忙しい中ご丁寧なお返事を有難うございました。
「術前抗がん剤をすることでセンチネルリンパ節生検の結果がやや「不確か」となり(センチネルリンパ節生検の結果により郭清省略した場合に)腋窩再発のリスクがやや高まることには注意が必要です」とのお話で、心配になってしまいました。
その他、手術についてもお聞きしたい事がありますので、ぜひ田澤先生のセカンドオピニオンを受けたいと思い、
次の診察の時に担当医にその旨話してこようと思っております。
そして、抗がん剤を1週間遅らせることについては殆ど影響ありませんとのこと、安心して1週遅らせて受けて来ました。
アドバイスをありがとうございました!
しかしながは、新しい抗がん剤と分子標的薬でまた副作用が強くでてしまいましたので、その件でまた後程ご質問させていただきたいと思っておりますm(_ _)m
ご報告までで失礼いたしました。
<Q&A結果>