[管理番号:2468]
性別:女性
年齢:50歳
1月に乳がんの温存手術をやり、先日病理検査が出ました。
ステージ1 しこりの大きさ1.8cm リンパ転移0/1陰性
腫瘍周囲の脈管湿潤なし 悪性度2 Ki67 29%
ホルモン感受性ER100% PgR0% HER-2 陰性0
サブタイトル ルミナルBタイプ.HER2陰性
主治医には悪性度も高くKi67も29%と言う事で抗ガン剤を進められました。
術前では悪性度も1で比較的に大人しいので、放射線治療とホルモン療法でいけると聞いていたので、抗がん剤治療は考えていなく悩んでいます。
抗がん剤治療をやるのと、やらないではどのくらいの違いがあるのでしょうか?
私としては副作用も気になるのでやりたくないのですが。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
pT1c(18mm), pN0, luminal, NG2
「主治医には悪性度も高くKi67も29%と言う事で抗ガン剤を進められました。」
⇒私は反対です。
「NG2」というのは中間であり、決して「悪性度が高い」という表現には当て嵌まりません。
また、「Ki67=29%」も「グレーゾーン」であり、「それ自体が抗がん剤を勧める程の数字」ではありません。
「抗がん剤治療をやるのと、やらないではどのくらいの違いがあるのでしょうか?」
⇒3%です。
「私としては副作用も気になるのでやりたくないのですが。」
⇒ご本人が「やりたくない」というのであれば「勧めるだけの根拠に乏しい」と思います。