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左胸の触れると痛みのあるコリコリしたもの

［管理番号:1447］
性別:女性
年齢:37歳
はじめまして、
先日から、北斗晶さんの報道で気になり、胸の自己チェックをしていたのですが、なんとなく触っていると気になって、あれ？みたいな感じでほぼ毎日チェックするようになっていました。
そんなとき、左胸乳首の下横の辺りに痛みを感じました。
なんかコリコリしているような軟骨のようなそんな感じです。ちなみに、生理予定日２、３日前です。
以前も同じような症状があり、乳腺外科を受診し、マンモ、触診、エコーをしたところ、特段異常はないから
１年後にまた検診で大丈夫ですよーと言われました。
今回も多分そうなのかな？とも思いますが、連日の報道もありかなり心配です。
そもそも、ガンのしこりと乳腺の違いがわかりません。
ガンのしこりはある日突然出てくるものなんでしょうか？
しばらく様子を見て、来年２月の検診を待ってもいいものか…
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「痛みの有るコリコリしているような軟骨のようなもの」
⇒これは「正常乳腺」だと思います。
 
「そもそも、ガンのしこりと乳腺の違いがわかりません。」
⇒自己検診を継続してください。
　そうすれば、万が一本物の腫瘍ができた際に「違いに気付く」のです。
 
「ガンのしこりはある日突然出てくるものなんでしょうか？」
⇒そんな事はありません。
　自己検診をしていれば、「早い段階で発見できる」と思います。
 
 

 

質問者様から　【質問２】

こんにちは、以前も質問させていただきまして、お返事頂き、ありがとうございました。
あれから、コリコリしたものは、生理が終わった頃に触れなくなり、痛みも無くなりました。が、今月生理10日前くらいからまた痛くコリコリとしてきました。
これは、生理前の作用と考えていいんでしょうか？
今までこのようなしこりをあまり感じなかったので、とても心配です。
そして、今回は逆の胸の乳輪辺りに、５㎜くらいのコリコリしたものを見つけました。寝た状態でわりと注意深くさわると、わかりますが、起き上がった状態だと分かりません(探せません)。痛みはなく、上からさわると、逃げるように動きます。つまむことは難しいのか、つまむと大きい楕円の塊のようなコリコリを触れます。
これは、癌の可能性があるのでしょうか？
今年２月に、逆の胸の痛みのあるしこりは見てもらい、マンモ、触診、エコーをしてもらい、問題なしで、１年後の予約をしてあります。
もちろんそのときに、もう片方の胸もみてもらっているので、異常はなかったと思います。
不安を払拭するには、すぐに受診すべきとは思いますが、２月に予約を入れてあるので(検査を前倒しできるか予約を確認したところ、年内の予約はうまっていました。)
それまで様子をみてもいいものかどうでしょうか。
ここ最近の報道で、過敏に気にしすぎている自分がいて、とても嫌ですが、万が一のことを考えるとたてもこわいです。
 

田澤先生から　【回答２】

こんにちは。田澤です。

回答

「生理10日前くらいからまた痛くコリコリとしてきました。　これは、生理前の作用と考えていいんでしょうか？」
⇒そうだと思います。
 
「今までこのようなしこりをあまり感じなかったので、とても心配です」
⇒年齢的な問題だと思います。
　
　「30歳代後半」くらいから、「卵巣機能の衰え」から起こり始めます。
 
「胸の乳輪辺りに、５㎜くらいのコリコリしたものを見つけました」
⇒このあたりは乳腺の表面の凹凸を固く触れ易い部位です。
　様子を見ていて大丈夫です。
 
「これは、癌の可能性があるのでしょうか？」
⇒所見からすれば、「可能性は低い」と思います。
 
 

 

質問者様から　【質問３】

お忙しいところ、お返事いただきありがとうございます。
左胸乳輪縁あたりのコリコリは大きさもさほど変わらずですが、先生の様子を見て大丈夫ですというお言葉にすこし安心しました。
ただ、心配しすぎな私が悪いのですが、まだ不安がよぎります。
いくら粒より少し小さいかな？くらいのしこりで、つまむとそれよりも大きくつまめます。(表現が下手ですみません)
すぐに乳腺専門病院に行って１度見てもらおうとも考えていますが、その場合はどのような検査がいいですか？
しこりがあるうちに行って、その部分をエコーで診てもらうつもりでいましたが、マンモグラフィーも必要でしょうか？
行く予定の病院では主治医の先生が直接超音波をしてくれます(以前もそうでした。)マンモグラフィー検査は今年の2月に１度同じ病院でやっています。
 

田澤先生から　【回答３】

こんにちは。田澤です。
「生理後にもう１度自己検診をしてから病院へ行くのでも遅くはないでしょうか？」
⇒遅くはありません。
 
「すぐに乳腺専門病院に行って１度見てもらおうとも考えていますが、その場合はどのような検査がいいですか？」
⇒エコーです。
　ただし、「気になる部位を医師に伝えて」その場で「その気になるしこりを医師にエコーしてもらう」ことが肝要です。
　○よくある「乳腺専門病院」や「大病院」のスタイルで「検査技師が、ざっと（スクリーニング）超音波」をして、
　その写真を医師が見て（触診もせずに）「超音波で何も無いから大丈夫」という方法は「何の解決にもならない」と言えます。注意してください。
 
「マンモグラフィーも必要でしょうか？」
⇒何の意味もありません。
　マンモグラフィーは「存在診断」のためにあります。
　エコーは「質的診断」のためのものです。
　○「気になるシコリ」以外にも何かないか？というのであれば「マンモも意味はあります」が、「気になるしこり」は現に存在しているのだから、今更存在診断は不要です。
　　エコーで「その気になるシコリ」が何であるのか「質的診断」してもらってください。