[管理番号:4254]
性別:女性
年齢:26歳
はじめまして。
ここ数ヶ月不安な事があり
投稿させていただきます。
出産経験、授乳経験なしです。
去年の10月上旬に両乳首が凄くいつもより痛く感じました。
生理前だったのでそれもあるのかな?と思っていました。
ですが最近テレビなどで乳がんなどの
病気を目にする機会も多くもやもやしながら日々を過ごしていました。
まだ少し検診など受けるのには
年齢的に早いかな?とは思ったのですが
不安なまま過ごしたくないので
乳腺クリニックで10月(中旬)日にマンモグラフィーとエコー検査を受けました。
結果は両方とも異常なしでした。
少しだけホッとしました。
ですがそれから数日すると左胸の奥がツーンと痛かったりチクチクしたり、違和感があったりし始めて不安がどんどん大きくなってきました。
(この痛みは常にではありません。
日によっておきる頻度はバラバラです。
生理日などは関係なくずっと続いています。)若い人は見にくいと聞いたし、見落としだったらどうしようと思ってしまいました。
①若い人の検診(マンモグラフィーとエーコーの2つ)で見落としというのはどれくらいの確率であるのでしょうか?
気になったのでもう1度同じ乳腺クリニックを訪れて(11月上旬)聞いてみました。
(この時は触診のみ)
乳がんの場合は痛みはほとんど無く、まだ検査をしてから一ヶ月しかたっていないから、もし癌や他の病気だったとしても分からない、年齢的にも癌の可能性は低いです。
と言われました。
癌でない可能性は低いのはわかったけどだったら何が原因のなの?と思いました。
これは私の意見なのですが、少しその先生が怖く、聞きたいこともあまり聞けず不安が拭えないまま診察が終わりました。
それから少し自分なりにネットなど調べてみて、痛みは生理的な物が多いと書いてあったので、少し安心して日々を送っていました。
ですが先々週の木曜日(1月(中旬)日)ふとブラを見ると
赤茶色?薄い茶色?の様な染みが点々とついていました。
2つです。
いつからだったかわかりませんが左乳首がかゆくなる事がありその日も掻いていたように思います。
無意識だったので絶対に掻いたかどうかわかりません。
もしかするとかきすぎで出たのかもしれないです。
ですが乳首をみても傷はありません。
今までにない不安に襲われました。
その日胸を絞ってみましたが何も出てきません。
(この時はタオルで拭き取ってみていません。)
その次の日もきになってずっとブラを確認したり、夜のパジャマを確認しても何もつ
いていませんでした。
お風呂でもう1度絞ってみましたが目で確認出来るような出血はありません。
ですが
タオルでふいてみたらタオルの繊維2本くらいが赤茶色に汚れました。
出る瞬間は見ていないので、単行性かどうかはわかりません。
その日から毎日トイレに行ったり1人になるとブラを除きこんでしまいます。
それからは何も出ていません。
絞って拭いてみても何もつきません。
(絞りすぎもあまり良くないと思い、お風呂中絞ってみています)
次また血が出たらと思いましたが、このまま放置しておくのもと思い、病院に行こうと思っています。
ただ検診を受けたクリニックにはあまり良いイメージがなく、違う病院に行こうと思っています。
1月(下旬)日に予約がとれました。
しこり等は感じられないように思います。
(ただすこし胸全体がゴリゴリする感じはあります。)
リンパの部分にもないとおもいます。
へこみやくぼみ変色もありません。
いまもずっとかゆみと痛みは左乳首にほぼ毎日あります。
ずっとではなく1日に何度か。
押すと痛い部分もあります。
(乳首の上くらい)
右もたまに痛んだり痒くなったりします。
肩こりがひどいせいか背中が凄く痛いです。
肩こりは高校生くらいからあります。
②以上のことから考えられる病気は何かありますでしょうか?
③何か悪い病気の場合で1度出血してから次に出るまでに長くてどれくらいの期間があくものなのでしょうか?
ブラに血がついていた。
言われてみればその前にも点々とブラに血がついていた。
不安になり検診したけど異常なし。
絞ってもその時は何もでなかった。
だが1年後に乳癌と判明。
というブログを読んでとても不安です。
うきは沈むまでのコラムは読ませて頂きました。
私もやはり過度な心配はせずに様子を見るべきなのでしょうか。
④3ヶ月半で検診に変化はあるのでしょうか?
⑤今後の対策としてあまり絞りすぎない方がいいですか?
⑥何に気をつけながら日々を過ごしたら良いでしょうか?
⑦一応検診を受けた1度目のクリニックにも行った方が良いでしょうか?
⑧上記の場合でしこりのない乳がんの確率はどの程度あるのでしょうか?
⑨先生ならどのような検査をされますか?
まだ26歳で出産はもちろん結婚もしていません。
先のことを考えると不安で不安で仕方ありません。
不安に感じ過ぎているのかもしれませんが、優しく丁寧に回答して頂けますと幸いです。
長文になったうえ、沢山質問してしまいすみません。
お忙しいとは存じますがよろしくお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「去年の10月上旬に両乳首が凄くいつもより痛く感じました。」
「生理前だったのでそれもあるのかな?と思っていました。」
⇒まさにその通りです。
乳房痛(特に乳頭部付近は強い)を乳がんと結び付ける発想は「我々には全くない」
♯本気でそんなことを考えているのは(実際はまともな診療もできないのに)専門家面をしてテレビにでている「偽物専門医」くらいでしょう。
「若い人は見にくいと聞いたし、見落としだったらどうしようと思ってしまいました」
⇒これでは、せっかく「検診を受けても無意味」となってしまいます。
信じてあげましょう。
そもそも「左胸の奥がツーンと痛かったりチクチクしたり、違和感があったりし始めて不安がどんどん大きくなってきました」という時点で、無用な心配です。
どう考えても「ホルモンによる刺激症状」です。
若い時期でも「一時的なストレスその他」で卵巣が影響をうけるのです。
「①若い人の検診(マンモグラフィーとエーコーの2つ)で見落としというのはどれくらいの確率であるのでしょうか?」
⇒エコーしているのに「見落とし」を気にする必要はありません。
「見落とし」など盛んに騒ぎ立てているテレビの責任ですね?
「何が原因のなの?と思いました。」
⇒どう考えても…
ホルモンの刺激症状です。
もしも、質問者が(勇気を振り絞って)この4000を超えるQandAを読み切ったとしたら、いかに「同じ様な悩みの方が多い」のか解る筈です。(そして、そのたびに私は「ホルモンの刺激症状です」と回答していることに気づくでしょう)
「赤茶色?薄い茶色?の様な染みが点々」
「左乳首がかゆくなる事がありその日も掻いていたように思います。」
⇒これは、ほぼ間違いなく「引っ掻いた事による皮膚からの出血」だと思います。
「出る瞬間は見ていない」
「このまま放置しておくのもと思い、病院に行こうと思っています。」
⇒これは全く不要です。
実際に「絞って、その場で乳頭から出ない限り」何の意味もありません。
結果は100%予想できます。
「エコーでも異常無いねー。心配ないよ。」と言われるだけです。(それで質問者が安心するならいいですが…)
「以上のことから考えられる病気は何かありますでしょうか?」
⇒100%以上はありません。
(過度の心配しすぎによる)ストレスにより(卵巣が)不安定となり「ホルモン刺激による乳房痛」と(引っ掻いた事による)「乳輪もしくは乳頭部からの出血」でしょう。
「③何か悪い病気の場合で1度出血してから次に出るまでに長くてどれくらいの期間があくものなのでしょうか?」
⇒そもそも…
「血液=悪い病気」という発想が間違いです。
ものごとの本質を理解しなくてはなりません。
「乳頭分泌の本質」は「単孔性であり、血液は無関係」です。(そもそも、質問者は乳頭分泌ではないと思います)
「不安になり検診したけど異常なし。」「1年後に乳癌と判明。」
⇒これは、「乳頭分泌を正しく理解し、単孔性の場合には乳管造影が必要」と理解している医師が殆ど居なくなってしまったことが原因です。
残念ながら…
東京の海の近くの有名な大病院などは、「MRIを撮影」して「MRIでは異常が
無いから大丈夫」と言っていることは知っていますが、大変困ったものです。
「私もやはり過度な心配はせずに様子を見るべきなのでしょうか。」
⇒質問者は本質を理解していません。
冷静になってください。
私には心配な点は全く見つかりません。
「血液」にまどわされずに、「絞った際に、単孔性であることを確認」することこそ大事なのです。
「④3ヶ月半で検診に変化はあるのでしょうか?」
⇒ありません。
「⑤今後の対策としてあまり絞りすぎない方がいいですか?」
⇒必要がありません。
「⑥何に気をつけながら日々を過ごしたら良いでしょうか?」
⇒そもそも「乳房痛を気にする事」そのものが誤りです。
おかしなテレビ報道など忘れて「ストレスフリーな生活をおくる事」それに尽きます。
「⑦一応検診を受けた1度目のクリニックにも行った方が良いでしょうか?」
⇒そもそも病院受診の必要がありません。
「⑧上記の場合でしこりのない乳がんの確率はどの程度あるのでしょうか?」
⇒(本気で心配している)質問者には申し訳ありませんが… 0%です。
「⑨先生ならどのような検査をされますか?」
⇒絞った際に「単孔性の分泌が確認」できない以上、何もできません。(強いて言えば、エコーして、「異常ありません。」というだけでしょう)
「不安に感じ過ぎているのかもしれませんが、優しく丁寧に回答して頂けますと幸いです。」
⇒私は日常診療で「乳房痛」の方を「あまりにも沢山」診ています。
(テレビ報道など、あまりにも馬鹿げた内容に曝され)心配されている気持も理解はできますが…
全く無用なことです。