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術前化学療法か術後化学療法か悩んでいます

[管理番号:5849]
性別:女性
年齢:49歳
乳管浸潤癌と診断され、全身検査の結果、
ステージ2a 転移なし
腫瘍の大きさ 42×18×28
HER2陽性 非ルミナール
ki 40
ということで、術前化学療法+抗HER2療法して手術、放射線か全摘手術後、化学療法+抗HER2療法かどちらにするか選ぶように言われました。
抗がん剤が効くタイプなので、化学療法で小さくなる確率は高く、
消えてしまう方も中にはいると言われました。
消えてしまった場合は手術しなくていいのでしょうか?
どっちにしろ辛い化学療法をしなくてはいけないなら、
先に化学療法をして、手術のリスクを減らした方がいいのでしょうか?
全摘したら同時再建したいと思います。
手術が先なら、手術は1月後半になると言われました。
手術までの時間もあくし、大丈夫なのか不安です。
来週病院に行って、返事をしなくてはなりません。
お忙しいとは思いますが、アドバイスよろしくお願いします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
術前抗がん剤の適応は「小さくして温存」です。
「消えてしまった場合は手術しなくていいのでしょうか?」
⇒必ず手術します。(当然、担当医に言われていると思いますが)
「先に化学療法をして、手術のリスクを減らした方がいいのでしょうか?」
⇒「術前抗がん剤の唯一の意味」は「小さくして温存」です。
 手術のリスクなど無関係です。