乳がん|乳がんプラザ

[管理番号:1191]
性別:女性
年齢:54歳
田澤先生母が乳ガンと診断され、いつもこちらのサイトで勇気つけられています。
母54歳
乳ガンと診断されました。
本日9月〇〇日細胞診の詳しい結果がわかりました。
像影CTの結果、転移は無さそうとの事。
右乳ガン、CTよりしこりの大きさは5cm程、リンパもいくつか腫れておりらリンパ転移も考えられています。
先生に、リンパが数個腫れているのと、しこりの大きさが5cm程あるので、術前化学療法を進められました。
後は結果はすべて陰性のネガティブがんとも言われました。
母は早くがんの元を取ってしまいたいと話していたのと、こちらのサイトで術前化学療法をして効いても効かなくても手術までに30日か期間を空けると知り、術前化学療法は止めて、手術先攻一択でと先生にお話した所、10月〇日手術が決まりました。
先生には先に化学療法でもいいですよと言われましたが、効かなかった場合を考えて手術でと話しました。
田澤先生、先生ならどうお考えですか?
まだ術後はどのような化学療法になるのでしょうか?
父も4年前にがんで亡くしており、心身辛いです。
母は生存率などすごく気にして病んでおります。
どうかお力を下さい。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
お母さんが乳癌と診断されたのですね。
お気持ちお察しします。

回答

「リンパが数個腫れているのと、しこりの大きさが5cm程あるので、術前化学療法を
進められました」
⇒術前化学療法を勧める理由になっていません。
 逆に「もしも効かなかった場合に、手術不能となるリスク」があり、『質問者の判
断は正しい』と私は支持します。
 
「田澤先生、先生ならどうお考えですか?」
⇒勿論手術先行です。
 「小さくして温存」という希望が強ければ「術前化学療法も考慮」しますが、
「5cmの腫瘍でリンパ節も腫れている」状況ではリスクがあります。
 
「まだ術後はどのような化学療法になるのでしょうか?」
⇒トリプルネガティブのようなので、「アンスラタキサン」となります。
 EC(ファルモルビシン+エンドキサン)3週間に1回を4回の後にタキサン(毎週投
与のパクリタキセル12回もしくは3週間に1回のドセタキセルを4回)となります。
 全部で「6ヵ月」となります。
 
「生存率などすごく気にして病んでおります」
⇒手術をして腫瘍の「最大浸潤径」やリンパ節転移の『個数』の情報が必要です。
 根治を狙える状況ですから、「手術先行、術後半年の化学療法」頑張ってください。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

田澤先生こんにちわ!
いつも心がめげかけた時にこちらのサイトを見て勇気を貰っています。
母54歳、10月〇日に無事に手術が終わりました。
11月〇日に術後検診の際に病理結果と今後の化学療法の予定を聞く予定です。
その前に知識とご意見を聞き頭に入れて再診に付き合う予定です。
是非ご教授お願いします。
術後の先生のお話によると、右乳全摘、リンパ郭清。
術前しこりの大きさは5cm、リンパ転移有り、トリプルネガティブとの事でした。
手術をしてみると、脇のリンパ1つ1つが腫れ、それが癒着しあい、1つの大きさになっていた。と言われました。
血管の近くにまで有り、きれいに取ったが、化学療法後に放射線治療をお薦めする。
との事でした。
生命保険の書類にはInvasive carcinoma NST T3、N3a、M0とありました。
術後化学療法はトリプルネガティブなのでアンスラタキサンは以前先生から教えて頂きました。
・これが病理検査でトリプルネガティブではなくなる可能性はあるのですか?(閉経もしてますし、あまり期待は持てませんが)・血管のまわりにまでリンパ転移のガンが有り…と
聞き血液に乗ってガンが。と気にしています。その辺りは気にしすぎなのでしょうか?
・術後手を挙げたり自分でリハビリをしていますが、挙げたりしていると、二の腕のあたりが硬くなるそうですがその場合はさすったりしても良いのでしょうか?
・鍼治療は止めた方が良いのでしょうか?(看護師には止めてくださいと言われました)
・T3N3aM0ですと、生存率、予後はどうなるのでしょうか?
退院時に「治癒に近い状態」という項目に○があり、嬉しい反面心配もあります。
お忙しいですがよろしくお願いします。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
無事に手術終わって、何よりです。

回答

「これが病理検査でトリプルネガティブではなくなる可能性はあるのですか?」
⇒残念ながら、その可能性は低いです。
  
 
「血管のまわりにまでリンパ転移のガンが有り…と聞き血液に乗ってガンが。と気にしています。その辺りは気にしすぎなのでしょうか?」
⇒「血管の周り(近く)までリンパ節転移があった」ことと、「癌細胞が血管の中に入る事」は全く無関係です。
 あくまでもリンパ節が血管(腋窩静脈を指しています)の近くまで迫っていたので「取るのが大変だった」という意味です。
 ♯腋窩静脈は「腕からの血液」を運ぶ「とても重要な血管」なので「傷つけるわけにはいかない」のです。
 
「二の腕のあたりが硬くなるそうですがその場合はさすったりしても良いのでしょうか?」
⇒大丈夫です。
 そうしてあげてください。
 
「鍼治療は止めた方が良いのでしょうか?」
⇒辞めておいた方が無難です。(特に患側は)
 
「T3N3aM0ですと、生存率、予後はどうなるのでしょうか?」
⇒おおよそですが…
 ステージⅢだと、「5年生存率、70%」くらいになります。
 
「治癒に近い状態」
⇒その通りです。
 根治手術なのですから「再発予防の抗がん剤」を頑張りましょう。
 
 

 

質問者様から 【質問3】

毎日田澤先生の回答を見て元気を貰っています。
お身体体調崩されない様お気をつけ下さい。
10月〇日手術
10月〇〇日退院
11月〇日に術後再診にて、詳しい結果と抗がん
剤投与の日程が決まりました。
母54歳
右乳リンパ全摘
腫瘍の大きさ6cm
細胞グレード3
リンパ転移グレード1→
17/17、グレード2
4/4
脈菅侵略なし
ki20~50、中程度
トリプルネガティブ
でした。
〇〇日に抗がん剤EC療法が始まります。
・腫瘍グレード3だったけれど、手術で取ってしまったからそうも気にする事はないよ。と言われましたが本当でしょうか?(主治医を疑う様な事はしていけないのですが、安心が欲しいです)
・リンパ節21/21でした。
やはり今後に影響はあるのでしょうか?
・脈菅侵略なしと言うのは1つの安心して良い要素でしょうか?
・抗がん剤が始まります。
もちろん副作用はひとそれぞれだと思いますが、先生が診てきた中で、やはりこの副作用は多いですよ。とかはありますか?
母には幼稚園の孫がおり、気が滅入ったりするので毎日会いたい、泊まって欲しい。と言われますが、娘の私は白血球減退で幼稚園児に会わせるのはこれから冬を迎える事もあり心配しております。
・予後はやはり本人次第でしょうか?あと10年20年生きていけますでしょうか?
沢山の質問をお願いしますが、どうか田澤先生のお力添えを頂きたく…
よろしくお願い致します。
 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

回答

「腫瘍グレード3だったけれど、手術で取ってしまったからそうも気にする事はないよ。と言われましたが本当でしょうか?」
⇒その通りです。
 巷(ネット上)では「グレード3とかトリプルネガティブに騒ぎ過ぎ」です。
 
「リンパ節21/21でした。やはり今後に影響はあるのでしょうか?」
⇒リンパ節は「あくまでも局所」です。
 全身療法を頑張りましょう。
 
「脈菅侵略なしと言うのは1つの安心して良い要素でしょうか?」
⇒そういえます。
 
「もちろん副作用はひとそれぞれだと思いますが、先生が診てきた中で、やはりこの副作用は多いですよ。とかはありますか?」
⇒EC療法であれば…
 吐き気…アプレピタントが出てからは「少なくなりました」
 脱毛…これは仕方がありません。
 便秘…吐き気に繋がるので「便通のコントロール」には気を付けましょう。
 発熱…白血球が低下する時期(点滴後10日~2週間)には「感染への注意が必要」です。
 
「予後はやはり本人次第でしょうか?あと10年20年生きていけますでしょうか?」
⇒その通りです。
 「やるべき事をやるだけ」なのです。
 
 

 

質問者様から 【質問4 抗がん剤について】

性別:女性
年齢:56歳
田澤先生、いつもお忙しい中Q &Aに回答して下さりありがとうございます。
花粉の季節ですが、田澤先生は大丈夫でしょうか?
母54歳、左右鎖骨上リンパ節、左首リンパ節再発により抗がん剤を選択。
その際も田澤先生にご助言頂き、アバスチン+パクリタキセルの3week、1week休薬を3ヶ月1クール終えました。
先日CTによる判定で、左右鎖骨上リンパ節はほぼ消滅、左首リンパ節はかなり縮小。
これは根治が目指せそうとの事で、あと3ヶ月1クール抗がん剤を続けることになりました。
明後日(2018/03/〇〇)より、追加の3ヶ月が始まりますが、思いの外副作用が激しく出ているようです。
鼻血、顔はシミと薄皮が剥けてきました。
3月末に旅行を控えており、この際副作用で辛く旅行をするより、1ヶ月先の四月スタートにしてはとも思ったのですが、田澤先生ならばどうお考えになりますか?
宜しくお願い致します。
 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。
「その際も田澤先生にご助言頂き、アバスチン+パクリタキセルの3week、1week休薬を3ヶ月1クール」
「左右鎖骨上リンパ節はほぼ消滅、左首リンパ節はかなり縮小」「これは根治が目指せそうとの事で、あと3ヶ月1クール抗がん剤を続けること」

⇒いい調子ですね。
 抗癌剤終了後に放射線照射もするといいでしょう。
「3月末に旅行を控えており、この際副作用で辛く旅行をするより、1ヶ月先の四月スタートにしてはとも思ったのですが、田澤先生ならばどうお考えになりますか?」
⇒3つの選択肢があります。
 1.Bevacizumab + paclitaxel⇒eriblinへの変更 (bevacizumabはいつでも再登場できますし、eriblinは楽に感じる筈です)
 2.bevazicumab単剤⇒(旅行後)bevacizumab + paclitaxel
3.旅行終了後からの再開
 勿論3でも問題ありません。
 もしも不安なら、1.2の選択肢もあると言うだけの話です。
 
 

 

質問者様から 【質問5 抗がん剤について】

性別:女性
年齢:54歳
管理番号1191
田澤先生、いつも私達の心に希望を与えてくれてありがとうございます。
母56歳(初発54歳)
前回の旅行の質問の際にも、主治医にアバスチン単剤投与をお願いしてみましたが、聞き入れて貰えず結局パクリタキセル単剤を1ヶ月投与で旅行に行く事が出来ました。
術後3年でリンパ節再発
12月~2月は
1週目アバスチン+パクリタキセル
2週目パクリタキセル
3週目アバスチン+パクリタキセル
4週目休薬
を1クールとして3ヶ月投与。
造影CTにより、効果有りとの判断
3月は
パクリタキセルのみを3週間、1週休薬
4月~
再びアバスチン+パクリタキセルの上記記載クールを投与しています。
(ここまで過去質問にも記載)
明日造影CTの撮影、結果判定により、その後の状況が変わりそうだと思い質問させて頂きます。
・過去質問にケモ終了後、放射線も考慮とありましたが、やはりピンポイント照射に長けているトモセラピーの方が良いでしょうか?(今かかっている病院にはトモセラピーが無いので、別の病院にトモセラピーの紹介状を書いてもらう事になります。)
・主治医のニュアンスによると、CTの結果奏功していてもそのままケモ継続、もしくは単剤投与継続の話でしたが、田澤先生はどうお考えになりますか?(本人も予想外に副作用が酷く、終われるものならば終わりたいという気持ちですが、その後再燃したりするのが怖いとは言っています。)
・一度主治医にケモ継続でも良いが、減量投与出来ないのか尋ねたところ「決められた期間にこれだけの薬量を入れると効果が出るというのがあるので、減量投与するよりはしっかり期間内に量を入れたい」と減量投与叶わずでした。
同じ腫瘍でも最大量投与時と(減量投与の)最低量投与時で効果に開きは出るのでしょうか?
それについては田澤先生の見解はいかがでしょうか?
・今回CVポートを左鎖骨辺りに埋め込み、ケモに挑んでおりますが、左脇が荒れて水膨れになりペロリと皮が剥けました。
(過去に点滴漏れが
おきた所見と同じ様な感じです。)
CVポートからは漏れている感じも無く、生食のフラッシュも正常でしたので主治医にも不思議がられました。
何が考えられるのか田澤先生はお分かりになりませんか?
・術後は血液検査と再発がわかってから造影CT
しかしていませんが、骨シンチ、PETの必要性はありますでしょうか?
宜しくお願い致します。
 

田澤先生から 【回答5】

こんにちは。田澤です。
「・過去質問にケモ終了後、放射線も考慮とありましたが、やはりピンポイント照射に長けているトモセラピーの方が良いでしょうか?(今かかっている病院にはトモセラピーが無いので、別の病院にトモセラピーの紹介状を書いてもらう事になります。)」
⇒リンパ節のような狭い部分への照射なので、勿論その通りです。
「・主治医のニュアンスによると、CTの結果奏功していてもそのままケモ継続、もしくは単剤投与継続の話でしたが、田澤先生はどうお考えになりますか?」
⇒bevacizumab(以下 bevと略します) + paclitaxel(以下PTXと略します)については
 副作用が大変なのはPTXだということをご確認ください。
第1段階(本来のレジメン)
 Day1 bev+PTX (100%量)
 Day8 PTX
Day15 bev+PTX
第2段階(day8を無くして、隔週投与とする)
 Day1 bev+PTX (100%量)
 Day15 bev+PTX
第3段階(PTXの量を減量、bevは減量せず)
 Day1 bev+PTX(PTXのみ80%量)
 Day8 bev+PTX(PTXのみ80%量)
つまり、上記のように長期継続とするには、第2⇒第3としていくことになります。
 ☆bevは副作用に関係ない(タンパク尿や鼻出血や高血圧には関係しますが)ので、あくまでもPTXの量を減らしていくことがポイントとなります。
「減量投与するよりはしっかり期間内に量を入れたい」と減量投与叶わず」
「それについては田澤先生の見解はいかがでしょうか?」

⇒再発治療には、そのような考え方は無意味です。
 重要なことは(副作用を回避して)「継続すること」です。
「左脇が荒れて水膨れになりペロリと皮が剥けました。」
「何が考えられるのか田澤先生はお分かりになりませんか?」

⇒微量の漏れがあるのだと推測します。
「・術後は血液検査と再発がわかってから造影CTしかしていませんが、骨シンチ、PETの必要性はありますでしょうか?」
⇒ありません。
 CTで十分です。





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