[管理番号:2412]
性別:女性
年齢:38歳
いつもこちらのサイトを拝見しては、本当にお世話になっております。
昨年六月にT1cM0N0ルミナルAで温存手術、放射線30回、現在はホルモン療法中です。
術後半年以上経っても、術側の肋骨または筋肉?は、軽く押したりすると痛みますが、これは手術や放射線の影響なのでしょうか?
いつ頃まで続くのでしょうか?
また、チクチクするような痛みなどは、女性ホルモンの刺激症状だと
こちらのサイトで拝見しましたが、私のようにホルモン療法中(注射と内服)であってもそれは同じなのでしょうか?
乳がんが見つかった時、ガンとは別に水が溜まっている部分もあると言われました。
先日乳房に触れた時、これかな?と思うものがありましたが、触れば触るほど不安になります。
次回の検診までまだ少し日があるのですが、すぐに受診すべきでしょうか。
昨年五月にMRI、CT、超音波など精密検査をしているのだから、悪いものではないと安心していても良いのでしょうか?術後エコーや触診はしておりません。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「術後半年以上経っても、術側の肋骨または筋肉?は、軽く押したりすると痛みますが、これは手術や放射線の影響なのでしょうか?」
⇒手術の影響です。
「いつ頃まで続くのでしょうか?」
⇒2年位すると、大分改善してきます。
「チクチクするような痛みなどは、女性ホルモンの刺激症状だとこちらのサイトで拝見しました」
⇒その通りです。
「腫瘍が原因でチクチクする」などと想像する必要は全くありません。
少なくとも、我々乳腺外科医は「そんな想像」はしません。
「私のようにホルモン療法中(注射と内服)であってもそれは同じなのでしょうか?」
⇒その通りです。
と、いうよりも「むしろ、ホルモン療法中」こそ、そのような症状が強く出ます。
「乳がんが見つかった時、ガンとは別に水が溜まっている部分もある」
⇒これはただの「嚢胞(乳管が閉塞して内部の液体が貯留しただけの袋)」です。
気にするのは止めましょう。
「次回の検診までまだ少し日があるのですが、すぐに受診すべきでしょうか。」
⇒そんなに「慌てる」必要は全くありません。
3カ月に1回通院している筈だから、その際に「エコー」してもらいましょう。
「悪いものではないと安心していても良いのでしょうか?術後エコーや触診はしておりません。」
⇒この機会に(次回、定期受診時)エコーしてもらいましょう。