[管理番号:7721]
性別:女性
年齢:48歳
病名:浸潤性乳管ガン 硬性型
症状:
乳がんプラザを拝見させていただき 田澤先生のご意見聞きたく質問させていただきました。
乳がんステージ1 今年7月 左乳房温存手術を受けました
病理検査結果が
大きさ 6mm
ホルモン治療の有効性 ER+ PgR+
リンパ節転移なし/2個 リンパ節廓清なし
がんの顔つき 2
田澤先生にお伺いしたいのですが
主治医から「手術で95%完治しているので ホルモン治療も有効ですが 治療をしたとしても再発のリスクは2~3%アップするだけですよ」
と言われ嬉しい反面 「術後の治療を無しでも大丈夫なのかな」と不安も過ります。
主治医は術後治療はいらないと思っている様です。
「放射線は照射した左胸の汗腺も
焼いてしまうので発汗しなくなるので生きている間は ずっと続きます」と
説明を受け 経過観察を選択するかホルモン治療や放射線治療を選択するか悩んでいます。
田澤先生のお考えは如何でしょうか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「説明を受け 経過観察を選択するかホルモン治療や放射線治療を選択するか」「田澤先生のお考えは如何でしょうか?」
⇒論点は2つ「6mm」と「48歳」です。
ホルモン療法:ガイドライン上「浸潤癌でルミナール」なのだから必須となります。
私が省略するなら(省略基準)
・5mm以下
・6mmでも80歳以上
★質問者はどちらも満たさないので、ホルモン療法を行います。(先の人生が長いのですから)
放射線:どんなに小さくても(原則として)放射線は必須となります。
私が省略するなら(省略基準)
・2-3mm以下
・6mmでも80歳以上
★質問者は、(やはり)どちらも満たさないので放射線も行います。