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左脇の下の痛み、左乳首からの乳汁

[管理番号:4745]
性別:女性
年齢:33歳
アメリカ在住の33歳女性です。
4か月前から左脇の下と左股関節に痛みあり。
1週間前に1度左の乳首から白い液体が少量出ました。
左脇の下は、左胸の上や左の背中、左脇など痛む部位が変わり、毎日動作に関わらず、痛みます。
左股関節も股関節周辺や太ももの前側や左下腹部など痛む部位が変わります。
日系の総合診療科を受診し、触診でのしこりはなし。
後日超音波とマンモグラフィを行いました。
結果、今回の検査では判断できないため、MRIを受けるようすすめられました。
担当の先生は結果の紙を読んでいるだけでしたが、先生は10%の可能性を調べるためだとおっしゃってました。
超音波やマンモグラフィで判断できないとはどういうことなのでしょうか。
これはかなり悪い状態のため、次の検査をするのでしょうか?
MRIは造影剤を使用するもののようで、再来週の予定です。
また昨年8月日本で超音波、マンモグラフィを受けた際には異常なしでした。
脇の下や股関節の痛みはリンパや骨に転移しているせいではないかなどいろいろな不安で押しつぶされそうで、わらにもすがる思いでこちらに連絡させていただきました。
よろしくお願い致します。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
この症状は「典型的な女性ホルモンによる刺激症状」です。
★こんな病気は無いのでご安心ください。
 私は、日々このような症状の訴えを外来で数十人となく診察しているので解ります。
 
 その私の「心の叫び」は…
 『中学校かなんかの保健体育の授業で、教えてあげてほしい』ということです。
 (案)
  女性の皆さんの身体は「卵巣」に強く影響されています。
  大人になって、「強い精神的ストレス」を受けた際など、(卵巣が不安定となり)「乳房痛~肩甲骨の辺り~脇などの痛み」や「腕の痺れ」などの症状がでることもあります。
  また、30代後半~更年期にかけては、そのような「卵巣機能不全」がゆっくり進行して閉経に向かうので、それらの症状が遷延しがちとなります。
「脇の下や股関節の痛みはリンパや骨に転移しているせいではないかなどいろいろな不安で押しつぶされそう」
⇒お解りでしょうか?
 全く論外です。
 今すぐ、安心しましょう。
○MRIは勿論「正常」とでますのでご安心を(超音波をしているのだから、本来はそれで十分ですが…)
 
 

 

質問者様から 【質問2】

先日はご回答ありがとうございました。
安心することができました。
その矢先、昨晩入浴後、左乳首から血が出てきました。
少量下着につくくらいで、その後乳首を押してティッシュをあてると少し血がついていました。
現在は出ません。
前回白い汁が出た場所とは別の場所からですが、
血は単孔性です。
来週MRIを受ける予定ですが、状況が変わり、
不安で不安で昨晩は一睡もできませんでした。
悪い結果が出た場合、早期発見の可能性はあるのでしょうか。
脇の下や股関節の痛みもひどくなり、転移の可能性も心配しています。
また血性分泌物についてはMRIではわからないということですが、日本に帰国してしっかりと調べた方がいいでしょうか?
異国の地で息子を育て、不安で不安でたまりません。
どうかよろしくお願い致します
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
それにしても…
まずは冷静になりましょう。
前回の回答に書いたように、症状の全ては「全く心配することない」ものなのに、
「血性分泌が1度」出た位で、またまた「不安で不安で昨晩は一睡もできませんでした」など、(正直)私には全く理解できません。
冷静になりましょう。
そもそも左の他の分泌(白)がある時点で「多孔性」であり、しかも「現在はでない」
○血性分泌は「3カ月以上継続」した場合に、初めて気にかけるようにしましょう。
 「一過性に出て、継続しない」ものは、気にする必要はありません。