[管理番号:7564]
性別:女性
年齢:48歳
病名:浸潤乳管ガン
症状:
田澤先生 始めまして宜しくお願いします。
私、現在南カリフォルニア在住で先月、検診で突然の乳がん宣告を受けました。
来月手術の予定で、執刀医、放射線の先生からIORT(Intraoperative Radiotherapy)を勧められております。
こちらの病院では過去5年のデーターがあり、1300症例再発率4%と説明がありました。
①この再発率の数字はどうなのでしょうか?
IORTはまだ十分なデーターがないという事なので少し不安です。
術前病理検査の結果は
ER3+,100%
PR3+,100%
E.cadherin Positive consistent with ductal origin Myosin Negative in invasive carcinoma
Ki67 Low,<5%
HER2 Negative 0+
Tubules 3
Nuclei 1
Mitoses 1
Lymphatic invasion Not identified
腫瘍サイズ エコー 0.9-1.5cm in length by up to 0.2cm in diameter
MRI 20mm x 12mm x18mm
②腫瘍のサイズが生検のあとは20%肥大すると説明がありましたが
エコーとMRIでこんなに違うものなのでしょうか?
MRIはうつ伏せでした。
何卒宜しくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「①この再発率の数字はどうなのでしょうか? IORTはまだ十分なデーターがないという事なので少し不安」
⇒それ程高くはないとは言えます。
ただし、そもそも「温存乳房内再発」は手術側の因子(どの程度マージンをとっているのか?)で全く異なるので、意味をなしません。
普通に外照射の方がいいと思いますが。
「②腫瘍のサイズが生検のあとは20%肥大すると説明がありましたが エコーとMRIでこんなに違うものなのでしょうか?」
⇒勿論です。
もしも同じように映るなら、両方の検査を行う理由がないではありませんか?(+測定誤差もある)