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放射線治療をどこまで

[管理番号:6652]
性別:女性
年齢:58才〇か月
2017年11月、受診して生検により乳癌と診断され、12月(中旬)日から術前化学療法
3週毎1回、4回で違う薬で行った後手術、その後はタイプが判明してからという予定で、左胸中央下のしこり3個について、治療中でした。
しかし、4回5FU、エンドキサンファリモルビシン点滴のあと、薬が変わると皮膚が足首でなにかの原因で腫れ、入院4日、その後、白血球のもどりが悪いということで薬を毎週一回のものに変えることになったのですが、それでも1回めのあと、白血球がよくもどらないということで、検査も受けましたが、そういう体質といわれ、もう切りましょうということで6月(下旬)日に左全摘、
リンパ除去をしました。
小葉癌、6,2cm、リンパ転移3個、核グレード1、増殖指標低、脈管侵襲少し、切除断面-、hER2-、ということで、今後、放射線治療を鎖骨と胸壁、どこまでかけますか、木曜までに決めてくださいといわれました。
私は、再建しようかどうか迷っているので、先生のご意見をお聞かせいただければ幸いです。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「今後、放射線治療を鎖骨と胸壁、どこまでかけますか、木曜までに決めてくださいといわれました」
→そもそも「全摘後の照射が必要か?」
 適応は「化学療法前の画像所見でリンパ節転移が4個以上ある」場合です。
 その場合の照射範囲は「胸壁及び鎖骨上」です。
 ☆化学療法前の画像所見で「胸骨傍リンパ節転移が疑われる」場合には、「胸壁及び鎖骨上+胸骨傍」となります。