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温存手術後放射線治療の省略

[管理番号:6905]
性別:女性
年齢:36歳
病名:
症状:左乳癌

田澤先生、こんにちは。

10月(上旬)日に左側乳がんの温存手術をして、
(下旬)日に病理診断の結果と治療方針が決定しました。

36歳女性です。

━━━結果ここから━━━

左乳癌
Breast lt : Scirrhous carcinoma
Limph node : No metastatic
lesion

手術法 : Bp(45×30×24mm)+Ax
占拠部位 : ACE
腫瘍数 : 単発
大きさ : 浸潤部 25×10mm
乳管内進展 : 5mm以内 乳管内病変を含
めた腫瘍全体30×10mm
組織型 : Scirrhous carcinoma
Grading : 核grade 1 (2+1)
pT : pT2
浸潤範囲 : g f
浸潤様式 : INFb
脈管侵襲 : Ly0, V0
断端 : 判定困難(既割および崩れによる)
リンパ節 : Ax 0/3
腫瘍部標本 : 4. 5. 6. 7M. 7N. (中心5.) ; 乳管内 3.

ER 90% PgR 80% HER2陰性
ki67の数値は主治医から特に言われず、私も抗がん剤を回避できた安心感で脱力してしまって聞くのを忘れてしまいました。

術前の検査はエコー、マンモ、胸部MRIのみで細胞診、針生検はしていません。

━━━結果ここまで━━━

術後の治療として主治医からはリュープリンの皮下注射を1ヵ月毎とタモキシフェンの服用を2年間と言われました。

注射はその日に1回目を行い、タモキシフェンも処方されて毎日朝に服用しています。

質問なのですが、温存手術の後は放射線治療をしなければならないと思っていたのですが、やらなくてもよいのでしょうか?

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「質問なのですが、温存手術の後は放射線治療をしなければならないと思っていたのですが、やらなくてもよいのでしょうか?」
⇒ガイドライン通り、行うべきです。

 省略の基準(私、個人的なもの)は
 1.十分小さい(非浸潤癌も含めて5mm以下)
 2.高齢(80歳以上)