[管理番号:4190]
性別:女性
年齢:55歳
田澤先生よろしくお願いします。
2015年にステージ2Aで右胸温存手術と放射線治療後にホルモン療法(ゾラデックス+タモキシフェン)をしています。
1年5ヶ月位になりますが、ずっとホットフラッシュ、のぼせで真冬の今でも汗をかいています。
漢方薬も飲んでみましたがあまり変化がなく、いつかは体が慣れてくるだろうと我慢してますが、だんだん血圧も高くなり年末から降圧剤服用になってしまいました。
高血圧も休薬したら落ち着くでしょうか?ホルモン療法が始まってから生理はありません。
主治医からはゾラデックスを後2回した後に検査をして閉経であればアリミデックスに変えるよう言われています。
私としては、少し休薬するか、薬を変えてみたいと思います。
まだ早いでしょうか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
年齢的には自然閉経となっている(LH-RHagonistを辞めても月経が起こらない状態)
可能性は十分にありそうです。
「主治医からはゾラデックスを後2回した後に検査をして閉経であればアリミデックスに変えるよう言われています。」
⇒「どうせなら、2年間LH-RHagonistやろう」という担当医の考えも解らないではありませんが…
治療は「副作用も考慮」してすすめるべきものです。
特に質問者は「ホットフラッシュなど副作用が日常生活を損なっている」ことを考えれば、「2年」に拘らず、『即 休薬』でいいと思います。
2~3カ月してから「エストラジオール」測定して「閉経値」ならばアロマターゼ阻害剤(閉経後に適応)に変更すべきです。
「私としては、少し休薬するか、薬を変えてみたいと思います。」
⇒いきなり「アロマターゼ阻害剤に変更」は勧められません。
何故なら、もしも実際には閉経前だった場合(つまり、卵巣は元気でありただ単にLH-RHagonistの作用だけで閉経状態だった場合)にアロマターゼ阻害剤を使用する事は「予後を悪化する」ことが解っているからです。
まずは、きちんと休薬して(LH-RHagonistと無関係に)「自然閉経となっているか?」確認することが必要です。
質問者様から 【質問2 ホルモン療法の薬変更について】
性別:女性
年齢:56歳
その後、アナストロゾールに変わりましたが腱鞘炎を繰り返した為、またタモキシフェンに変更になりました。
今回は休薬なしで大丈夫でしょうか?
トレミフェンはあまり飲んでいる人がいないのでタモキシフェンにと言われました。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
「今回は休薬なしで大丈夫でしょうか?」
→休薬してからがいいでしょう。(前回も、そう回答しています)
質問者様から 【質問3 ホルモン療法の休薬について】
性別:女性
年齢:57歳
病名:
症状:
管理番号「4190」未入力で送信してしまい申し訳ありませんでした。
再送信ですみません。
田澤先生よろしくお願いします。
アナストロゾールを休薬して1ヶ月くらいになります。
困っていた右手首の腱鞘炎は、だいぶ良くなってきました。
(少し痛くなったりしますが)
腱鞘炎は今年の3月頃に整形外科で手術した方が良いと言われましたが、右手はリンパ浮腫の心配もあり、手術はしたくないと思い、
主治医に休薬をしてみたいと話したら「休薬するくらいならタモキシフェンに変えた方がいいよ。
効果は落ちるけどね」と言われました。
今は、整体院に通ったりエクオールを飲んだりしながら、主治医には相談せずに休薬していますが、更年期の症状(起床時の手のこわばり、ホットフラッシュ、肩こり、坐骨神経痛、よく眠れないなど)はあります。
我慢出来ない症状ではないし、薬を飲んでいない事でだんだん不安感も強くなってきました。
そろそろタモキシフェンの服用を開始しようと思っています。
もう少し休薬した方がいいでしょうか?
それから、これからずっとタモキシフェンでいいのでしょうか?
私は別のアロマターゼ阻害薬かトレミフェン(前回主治医から処方して貰えませんでしたが)に変更してみたいのですが、あまり変更するのは良くないのでしょうか?
田澤先生から 【回答3】
こんにちは。田澤です。
「もう少し休薬した方がいいでしょうか?」
→ご本人がその副作用をどう感じているか次第です。
不安なら「もう少し休薬」しましょう。
「それから、これからずっとタモキシフェンでいいのでしょうか?」
「私は別のアロマターゼ阻害薬かトレミフェン(前回主治医から処方して貰えませんでしたが)に変更してみたいのですが、あまり変更するのは良くないのでしょうか?」
→まずは(焦らずに)順番を踏みましょう。
つまり「タモキシフェン再開」→(腱鞘炎が落ち着いたら)「別のアロマターゼ阻害剤へ変更」