[管理番号:2880]
性別:女性
年齢:45歳
硬がん部分切除 ステージ1
NG:1
腫瘍の大きさ 0.6×0.5mm
リンパ転移なし
断端マイナス
ER:95%
PgR:>95%
放射線(25回)治療後、ホルモン剤(ノルバ)を服用しても
予後は1%くらいしか変わらないので、本人の選択に任せるとのことでした。
再発にはメリットがなくても、もう片方の胸がガンになる確率を下げる効果があるなら、
服用したほうが良いのか迷っています。
アドバイスをどうぞよろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
最初にメール内容を拝見した際には「0.6×0.5mm」は「6x5mmの誤り」なのかと思ったのですが、
担当医の「予後は1%くらいしか変わらない」というコメントから、実際に微小浸潤(1mm以下)なのだと理解しました。
「再発にはメリットがなくても、もう片方の胸がガンになる確率を下げる効果があるなら、服用したほうが良いのか迷っています。」
⇒難しいところです。
pT1mi(微小浸潤)は、「非浸潤癌と同等」と考えてもいいでしょう。
その意味では「子宮体癌のリスク(タモキシフェンによる副作用)」を回避する(勿論、その他更年期症状なども含めて)方がバランスとしてはいいと思います。