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ハーセプチン単独治療を勧められています

[管理番号:5073]
性別:女性
年齢:61歳
6月(中旬)日に左乳房切除、腋窩リンパ節郭清手術を受けました。
病理検査の結果は
浸潤性乳管癌(乳頭腺菅癌~硬癌)ただし、メインは非浸潤性
stage 1
ER(?) PgR(?) HER2(3?) Ki-67陽性率 30%
核グレード3 (核異形スコア3点 核分裂像スコア2点)
乳管の中に癌が拡がっており、一つ一つの径は小さいが多発性で94ミリ??83ミリの拡がり
リンパ節転移は0/3、リンパ管侵襲0 切除断端 陰性
主治医の治療方針としては全部取り切れているのでハーセプチンを3週に1回、1年間投与することで、
再発転移を予防する。
抗がん剤は、副作用がつよいので、病状から今回は見送り、再発転移時のためにのこしておく。
とのことです。
日本乳癌学会のガイドラインにも
ー抗がん剤を使わずにトラスツズマブだけを投与する方法については効果が確かめられていません。
とありますが…と
質問してみましたが、エビデンスが出てないというだけのことで…
という答えでした。
ハーセプチンは増殖の手を止めるだけで、癌を殺す力はないんですよね?
あとは免疫細胞NKに任せるということですか?と聞くとそうです。
とのことでした。
乳がんプラザのQandAで 先生がハーセプチン単剤はやめましょう。
とお答えになっているのをみて 質問させていただきます。
ステージ1というだけで腫瘍径がはっきりしないのですが、
エコーの段階では大きめに見積もって17ミリ??7ミリと聞いています。
先生なら どのような治療をされますか?
アドバイスお願いします。
私自身 できたら抗がん剤は辛そうなので、できたら使いたくないので、ハーセプチン単独が再発転移予防になるのなら 嬉しいところなのですが…
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「先生なら どのような治療をされますか?アドバイスお願いします。」
⇒私は(患者さんに頼まれたとしても)絶対に「ハーセプチン単独はしません」
○質問者もご存じのように「ハーセプチン単独での有効性については現段階では否定されている」のです。
 
「ステージ1というだけで腫瘍径がはっきりしないのですが」
⇒もう一度確認すべきです。
 もしも5mm以下なら 抗HER2療法の適応外
 5<浸潤径≦10mmなら ご本人次第(といっても、ハーセプチン単独の選択は無し)  10mm<浸潤径ならば low risk レジメン(非アンスラサイクリンレジメン)を推奨します。

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