乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ

[管理番号:5051]
性別:女性
年齢:37歳
 
おはようございます。
乳がんと診断されてから毎日泣いており、食欲も何をするのも無気力です。
針生検で、HER2陽性と診断されたのですが、オンコタイプDXをしても無駄でしょうか?抗がん剤に精神的に負けそうです。
 
抗がん剤をすると、閉経になる確率はどのくらいでしょうか?
7月(上旬)日に手術をするのですが、センチネルリンパ節で、転移が見つかれば全てとってもらっていいのでしょうか?
針生検でのしこりの大きさは8ミリでした。
術後の結果でまたご相談させて頂いてよろしいでしょうか?
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
 
8mmの乳癌であれば文句なしの早期です。
(もしかすると)HER2陽性ということで「担当医やネットから、くだらない情報を仕入れている」のだとしたら、まずは全て「頭から追い出し」ましょう。
 
「針生検で、HER2陽性と診断されたのですが、オンコタイプDXをしても無駄でしょうか?抗がん剤に精神的に負けそうです。」
⇒オンコタイプの適応外です。
 あくまでもER+、HER2-で適応があります。
 
「抗がん剤をすると、閉経になる確率はどのくらいでしょうか?」
⇒いったんはほぼ100%で(化学療法)閉経となるでしょう。
 ただし、30代だから「半分程度で再開」する可能性があります。
 
「センチネルリンパ節で、転移が見つかれば全てとってもらっていいのでしょうか?」
⇒8mmでは転移はないでしょう。
 もしもあってもレベル2までで十分です。
 
「術後の結果でまたご相談させて頂いてよろしいでしょうか?」
⇒OKです。
 浸潤径によっては「抗HER2療法は不要」となる可能性もあります。
 因みに「8mmでは(NCCNでは)”考慮する”に留まる」のです。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

術後の結果
性別:女性
年齢:37歳
 
おはようございます。
 
術後の結果が出ました。
BR grade3
ER(-) PGR(-)
HER-2 FISH(+2.4)
MIB-1 K-SCORE3
浸潤径7ミリ
SLNS0/2
との事です。
 
この結果で先生でしたらどの様な治療方針をご提案されますでしょうか?
主治医からは、無治療は進めないとの事でした。
無治療と治療した再発率はどうでしょうか?
抗HER2療法をする場合は9月下旬からでも問題ないでしょうか?
手術は7月(上旬)日でした。
アドバイスよろしくお願い致します。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
 
浸潤径7mm
かなりのlow riskですが「HER2陽性」であれば、抗HER2療法を勧めない事は標準治療に反する事となります。
 
「この結果で先生でしたらどの様な治療方針をご提案されますでしょうか?」
⇒非アンスラサイクリンレジメンの抗HER2療法です。
 1.TC+HER
 2.TCH
 3.weeklyPTX+HER
 

「主治医からは、無治療は進めないとの事でした。」

⇒5mm以下なら無治療とはなります。
 
「無治療と治療した再発率はどうでしょうか?」
⇒このサイズでのデータはあてになりません。(再発率が極端に小さい事は想像してください)
 ただ(一般的に)抗HER2療法は「再発率を半分にする」のです。
  イメージとしては6%⇒3% 程度でしょうか?(そんなにもないかもしれません)
 

「抗HER2療法をする場合は9月下旬からでも問題ないでしょうか?」

⇒全く問題ありません。
 
 

 

質問者様から 【質問3】

治療方針
性別:女性
年齢:37歳
 
お忙しい中、ご回答ありがとうございます。
乳がんと告知されてから、毎日どん底でしたが、こちらでいろいろな事が分かり、前向きになれる様になりました。
感謝しかありません。
心よりありがとうございました。
 
主治医より提案されている治療法です。
FEC×4回(3週間毎)→①パクリタキセル×12回(1週間毎)
ハーセプチン×18回(3週間毎)
             ②ドセタキセル×4回(3週間毎)  
              ハーセプチン×18回(3週間毎)
             (①か②選択)
             放射線25回(月~金 5週間)
先生からご提案頂きました治療法は、FECなしですが、FECを入れましたら再発率は変わるのでしょうか?ピルを長年服用しておりましたので、FECを入れたスタンダードを勧められているのかと思っております。
 
ピルは関係ないのでしょうか?
そもそもピル服用で乳がんになったと思っておりますので、今だに後悔しております。
主治医には高齢でもないので、FECをしない理由がないと言われており、脱毛が一番精神的にやられそうなので、どうせ抜けるならFECもしようかと最初は思っておりました。
 
今は先生ご提案の非アントラサイクリンレジメンでいこうかと考えておりますが、①と②で悩んでいます。
先生ならどちらが良いと思われますか?
前回の回答で、「再発率がイメージとしては、6%→3%」として頂きましたが、6%程度でも抗がん剤治療は必要と思われますでしょうか?
 
 
放射線はパクリタキセルかドセタキセルが終わった時点で、ハーセプチンと並行してやるのか、ハーセプチンも終えてから放射線だけやるのか、どちらがよろしいのでしょうか?
抗がん剤治療の前に念の為、卵子凍結を予定していますが、妊娠を望むのであれば、抗がん剤治療が終了して何年後が理想でしょうか?
 
FECなしの抗がん剤でも、一度は閉経するのでしょうか?
抗がん剤治療中、閉経はするとの事なので妊娠はしないですが、パートナーとの性生活はどのような事に気を付けた方がよろしいでしょうか?
 
以前のご回答で抗がん剤の開始は9月下旬でも問題ないとの事でしたが、これが10月にずれても大丈夫でしょうか?
たくさん申し訳ございません。
ぜひご回答よろしくお願い致します。
 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。
 
「ピルは関係ないのでしょうか?」
⇒無関係です。
 
「FECをしない理由がない」
⇒誤りです。
 「理由がない」とありますが…
 『早期では「非アンスラサイクリンレジメン」の有効性は証明されている』
 それが、「立派な」理由です。
「と言われており、脱毛が一番精神的にやられそうなので、どうせ抜けるならFECもしようかと最初は思っておりました。
 
「①と②で悩んでいます。先生ならどちらが良いと思われますか?」
⇒「通院しやすさ」と「副作用」で(ご自分の状況で)選択しましょう。
 ①は「副作用は軽い」が「通院が大変(毎週)」
 ②は「副作用はそれなりにある」が「通院が楽」
 
「6%程度でも抗がん剤治療は必要と思われますでしょうか?」
⇒必要かどうか?
 難しいですね。
 「適応外ではない」以上、お勧めします。(強くは勧めません)
 5mm以下なら適応外なのです。
 なので7mmでは強く勧めることはないのです。(実際にNCCNのガイドラインでは「必須」ではなく、「考慮する」というレベルなのです)
 
 
「放射線はパクリタキセルかドセタキセルが終わった時点で、ハーセプチンと並行してやるのか、ハーセプチンも終えてから放射線だけやるのか、どちらがよろしいのでしょうか?」
⇒順番は 「抗癌剤+ハーセプチン」⇒「放射線」⇒「ハーセプチン単剤」となります。
  ハーセプチン単剤の終了(1年かかります)まで放射線をしないことはありませんし、(ガイドラインでは)「放射線とハーセプチンは同時併用しません」
 
「抗がん剤治療が終了して何年後が理想でしょうか?」
⇒3カ月以上空ければ問題ありません。
 
「FECなしの抗がん剤でも、一度は閉経するのでしょうか?」
⇒その通りです。
 
「抗がん剤治療中、閉経はするとの事なので妊娠はしないですが、パートナーとの性生活はどのような事に気を付けた方がよろしいでしょうか?」
⇒特にありません。
 
「以前のご回答で抗がん剤の開始は9月下旬でも問題ないとの事でしたが、これが10月にずれても大丈夫でしょうか?」
⇒問題ありません。
 
 

 

質問者様から 【質問4】

術後・治療後について
性別:女性
年齢:37歳
 
おはようございます。
お忙しい中、ご回答ありがとうございます。
 
手術の時、中の腫瘍をとる時に大きめにとったので、しばらくはへこんでました。
術後2ヶ月程たつのですが、へこんでた所の中に肉が出来てきて、すごく硬いです。
何もしなければ痛くないのですが、触ったり当たると痛く、腕をあげるとつっぱる感じがします。
これは異常なしでしょうか?
 
抗がん剤治療後、特に病院から指示の定期検診はないと言われたのですが、再発・転移なしの確認の検診は私の場合、どうすればいいのでしょうか?
反対の胸の検診は1年に1回乳腺外科で検診(触診・マンモ・エコー)
を受けていけばいいのでしょうか?
 
HER2陽性は脳に転移しやすいと聞いたのですが、脳も1年に1回詳しく検査した方がいいのでしょうか?
不安な事がいっぱいで申し訳ないです。
よろしくお願い致します。
 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。
 
「これは異常なしでしょうか?」
⇒術後に浸出液が貯まってきて張ってきているのかもしれません。(診察しなくては判断は不可能です)
 担当医にきいてみましょう。
 
「再発・転移なしの確認の検診は私の場合、どうすればいいのでしょうか?」
⇒ホルモン療法がないから「3カ月に1回」は不要です。
 最初は「半年に1回」程度の診察エコーと採血腫瘍マーカーでいいと思います。
 
「反対の胸の検診は1年に1回乳腺外科で検診(触診・マンモ・エコー)を受けていけばいいのでしょうか?」
⇒患側と同時に半年ごとでいいでしょう。
 
「HER2陽性は脳に転移しやすいと聞いた」
⇒誤解です。
 抗HER2療法が全身の転移を強力に抑えるので、(blood-brain barrierで薬のは入れない)脳転移が相対的に増加するだけです。
 
「脳も1年に1回詳しく検査した方がいいのでしょうか?」
⇒不要です。

 
 

 

質問者様から 【質問5 術後定期健診】

性別:女性
年齢:38歳
病名:乳癌
症状:検診結果について

こんばんは。
以前はご回答ありがとうございました。

先月1年間の抗HER2療法が終りました。

先日、定期健診にてエコー・マンモ・採血をしました。

エコーにて首のリンパが少し腫れてるとの事でした。
自覚症状はないです。

詳しく調べたいのなら、CTを撮ると言われたのですが、主治医は様子をみて3ヶ月後にもう一度エコーでいいとの判断でした。

心配しなくていいと言われたのですが、転移の可能性も0ではないので、CT撮ろうか悩んでおります。
3ヶ月不安です。
今でも3ヶ月後でも変わりないのでしょうか?
マンモ・採血は異常なしでした。

万が一、転移だった場合、どのような治療で完治は望めるのでしょうか?
先生のご意見よろしくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答5】

こんにちは。田澤です。

「万が一、転移だった場合、どのような治療で完治は望めるのでしょうか?」
→転移ではありません。
 ご安心を。

 ★リンパ節転移には必ず順番があります。

  頸部リンパ節に転移するには、(腋窩から)「鎖骨下」→「鎖骨上」→「頸部」
という長い道のりがあるのです。
  「鎖骨上リンパ節が腫れてもいないのに頸部リンパ節に転移の可能性も否定できない」などと言っているようでは、その主治医は「経験不足」を非難されてしかるべきでしょう。





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