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針生検 良性?

[管理番号:2486]
性別:女性
年齢:45歳
初めまして。
45歳、主婦です。
昨年9月、毎年行っている定期健診(年一回)として、地元の病院でマンモグラフィー・超音波検査。
疑わしい5ミリのしこりあり。
経過観察になり、今年1月初旬再検査。
超音波で8ミリになった縦長で硬いいびつなしこりを確認。
血流もあり。
悪性が疑わしいとのことで、県立の癌センターを紹介される。
1月下旬県立の癌センターにて、初診の時に、地元の病院から持参した画像から8割悪性と言われる。
その後マンモグラフィー・超音波・針生検・MRIを実施。
昨日は検査結果の説明あり。
画像では1センチ未満のしこりが確認でき、悪性の可能性を強く疑うが、針生検で良性となる。
担当医曰く、疑わしいしこりが超音波では複数あり、MRIではひとつはっきりと確認できる。
針生検(超音波で位置確認)で採取したしこりが、MRIのものと一致していない可能性が否めないこと。
今週末、前回の針生検とは別のしこりを、マンモトーム実施予定。
そこで質問なのですが、
①県立の癌センターでの検査の流れは、妥当と考えますか?
②もしマンモトームでも良性となった場合、採取場所がまた外れた可能性を考え、セカンドオピニオンも検討した方がよいと考えますか?
③画像で県立の癌センターの専門医に8割悪性と言われた私の場合、良性の可能性はどのくらいあると考えますか?
ご意見を戴きたく、お願い申し上げます。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
そもそもの元凶は『超音波で疑わしいしこりがいくつかあり』などと「言い訳」している点です。
本来「紹介された8mmのしこり」は「8割型、悪性を疑う」わけなのだから、(他のしこりと、ごちゃ混ぜにせずに)「きちんと、そのしこり」をターゲットとして外さないようにしなければいけません。
それを「超音波では、疑わしいしこりが幾つかるから、間違った」などという「言い訳」は通用しません。
 
「疑わしい5ミリのしこりあり。経過観察になり」
⇒この時点で問題があります。
 「疑わしい」のに「経過観察」を何故するのか?
 どうせ、診断するなら「より小さいうち」がいいと思いませんか?
 
「超音波で8ミリになった縦長で硬いいびつなしこりを確認。血流もあり。」
⇒これは、かなり「気になる所見」です。
 
「画像では1センチ未満のしこりが確認でき、悪性の可能性を強く疑うが、針生検で良性」「針生検(超音波で位置確認)で採取したしこりが、MRIのものと一致していない可能性が否めない」
⇒質問者が可哀想になります。
 「偽物」を針生検したかもしれない。ということですか?
 ○そもそもMRIなんか持ち出さずに、「きちんと超音波で診断」して、「本物を針生検すべき」です。
 
「前回の針生検とは別のしこりを、マンモトーム実施予定」
⇒「別のしこり」とか、何とかではなく、きちんと「疑わしい5ミリのしこり⇒縦長で硬い歪なシコリ」を検査してください。
 
「①県立の癌センターでの検査の流れは、妥当と考えますか?」
⇒そうは、思いません。
 診断にMRIは無用です。
 きちんと「疑わしい8mmのしこり」を超音波できちんと同定し、確実に針生検すべきです(極めてシンプルな話です)
 
「②もしマンモトームでも良性となった場合、採取場所がまた外れた可能性を考え、セカンドオピニオンも検討した方がよいと考えますか?」
⇒そう心配するのであれば(私も同様の危惧を感じます)、今この時点で「転院すべき」だと思います。
 「疑わしい8mmのしこり」を外すようでは、「正しい診断に到達するのか疑わしい」と感じます。(「他にも疑わしいしこりが複数あるから」などという言い訳は言語道断です)
 
「③画像で県立の癌センターの専門医に8割悪性と言われた私の場合、良性の可能性はどのくらいあると考えますか?」
⇒やはり、(8割がたと、言っているわけですから)文字通り「2割程度」だと思います。