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副乳

[管理番号:925]
性別:女性
年齢:32歳
 
 

質問者様の別の質問

質問が新たな内容のため、別の管理番号としました。
質問者様の別の質問は下記をクリックしてください。
管理番号:874「脇の下のしこりについて」

 
 
お忙しい中さっそく丁寧にお返事をいただき本当にありがとうございます。
本来なら先生の病院に受診しに行くべきなのですが、住んでいるところが名古屋ですので、こういう形で質問できまたご回答いただけて本当にありがたいです。
ホームページも他の質問者様のQ&Aも参考になります。
信頼できる田澤先生に「副乳」と言っていただきようやく本当に安心、確信できました。
そこで、新たな疑問質問がもう少し出てきてしまったのでよろしくお願いします。
・第二子妊娠を機にできた副乳は出産卒乳後はまた無くなるでしょうか?
 もし、しこりがあり続けるようでまたは大きくなるようであれば悪性を疑って受診すべきでしょうか?
・副乳癌は極めてまれではあるようですが、今後この副乳が癌化しているかどうかはどういった検査をすればわかるのでしょうか?通常の乳がん検診の触診超音波で判別できるのでしょうか?
・母の乳癌から、私ももしいつか乳癌になったらどれだけ小さくても全摘しようと覚悟しています。(母の乳癌のタイプにもよりますが大きくてリンパに転移していましたが、全摘してその後再発もしていないので。)
先生も温存より全摘の方が再発、転移を考えると安全だと考えられますか?
追加の質問すみません。
どうかよろしくお願いします。
 

田澤先生からの回答

 こんにちは。田澤です。
 副乳ですね。
 質問者は、もしかすると「少々勘違い」をされているように思います。
 「副乳」は誰にでもあり、厳密に言えば「全ての人類に(犬や猫のように)存在していた」ものです。
 ただ、その「存在の程度」に差があるということです。
 特に多いのは、「普段は殆ど存在を主張しない」状態で、「妊娠、授乳」を機会に「一時的に発達」するというものです。
 「通常の乳腺」と同様な「発達の仕方」をするのです。そして、その後「通常の乳腺同様に」委縮して「元に戻ります」

回答

「第二子妊娠を機にできた副乳」
⇒これが誤りです。
 もともと「副乳は存在」(第1子妊娠時には、目立たなかっただけ)しており、「新たにできた」訳ではないのです。
 
「出産卒乳後はまた無くなるでしょうか?」
⇒無くなる訳ではありません。
 「元に戻る=十分目立たなくなる」のです。
 
「しこりがあり続けるようでまたは大きくなるようであれば悪性を疑って受診」
⇒その通りです。
 卒乳後には「小さくなる筈」だからです。
 「妊娠出産授乳期」以外でも「副乳が増大」する場合には「副乳癌」の可能性があります。(前回、回答したように非常に低頻度なので、通常は意識しない位です)
 ♯しかも「副乳は乳腺とは異なり」皮下脂肪の薄い部位なので、「容易に自己検診で解る」筈です。
 
「今後この副乳が癌化しているかどうかはどういった検査をすればわかるのでしょうか?通常の乳がん検診の触診超音波で判別できるのでしょうか?」
⇒通常は触診でOKです。
 冒頭でもコメントした通り、(副乳自体は全ての人にあります。目立つかどうかの違いです)触診で「触れなければ」全く問題ありません。
 ただ、「気になる際」には、(触診時に)「副乳だいじょうぶですか?」と一言確認してください。
 
「先生も温存より全摘の方が再発、転移を考えると安全だと考えられますか?」
⇒安全であることは間違いありません。
一応
「(遠隔)転移」については「温存も全摘も同等」
「(局所)再発」については「全摘の方が安全」
というのが、「通常の考え方」です。
 ただし、「厳密に言えば」局所再発した際に、それがきっかけで「(遠隔)転移」するケースもあるので、完全に同等とはならないのです。
 
 

 

質問者様から 【感想3】

丁寧にお返事いただきありがとうございました。
副乳について根本的なところから教えていただきよくわかりました。
最初に先生に質問してご回答いただくまで、乳癌や副乳について多くのサイトを見て調べていましたが様々な情報が出回っており何が本当なのか分からなくなり、余計心配になっていました。
先生のブログやQ&Aはとても参考になります。これからも拝見させてください。
これからも副乳を含め自己検診をして自分の身は自分で守っていかなければと思っています。
先生は診察や手術等に加え、私を含めたくさんの質問者の質問にお応えされ、とてもありがたいです。どうかお身体を壊されませんように、大事に して下さい。
ありがとうございました。

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