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左腋窩の違和感

[管理番号:1411]
性別:女性
年齢:49歳
田澤先生
初めまして。
約一ヶ月前から左腋窩の違和感を感じております(自分で触知できるしこりはありません)。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
二年半前に急性乳腺炎の症状で乳腺専門のクリニックを受診、抗生剤で改善するも左
乳房に腫瘤が残りました。
二年前にその腫瘤が硬くなり、おそらく乳癌が疑われたのでしょう、 針生検を行い
ましたが悪性所見は認められまでんでした。その後、大学病院を紹介され再度針生検
を行うものの、やはり悪性所見はなく、クリニックの主治医からは肉芽腫性乳腺炎の
可能性が高いと言われております。その後間もなくして腫瘤が自壊し、約二週間排膿
し続けましたが自然に寛解し現在に至っております。
今までにも年に数回、左腋窩の違和感を感じていましたが、約二週間で改善、クリ
ニックの主治医からも、乳腺の状態から考えて起こりうることとの説明を受けました。
今回もクリニックを受診し、主治医自ら超音波検査もしてくださいましたが、腋窩の
リンパ節は5mmくらいの小さいものを認めるも、悪性のものではないとの診断でし
た。また左乳腺の腫瘤も、今までの経過を知らなければ超音波でははっきりしないく
らい落ち着いているとのことでした。
5mmのリンパ節でこんなに違和感を感じるものなのか、このまま様子を見ていてよい
ものか、専門の先生がご覧になれば超音波検査だけで炎症性か悪性か判断できるもの
なのか、乳腺が落ち着いているのであれば他の内科疾患の可能性を考えるべきなの
か、本来なら主治医に質問すべきことですが、一度、田澤先生のご意見をお伺いした
く、何卒よろしくお願い申し上げます。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
質問者の主旨からは「ずれる」と思いますが、まず私がこのメールを見て感じたのは
「乳腺専門のクリニックの医師」は正しいということです。
質問者は「大変、幸運な状況にいる」と感じています。
「肉芽腫性乳腺炎」という診断に「なかなか至らずに」誤った診療を受けている患者
さんが「世の中には沢山いる」ことに、私は大変憂いていました。
今回初めて、「正しい診断にいたった医師」に巡り合えたような気がします。
このような医師に診療してもらえているのであれば安心です。

回答

「主治医自ら超音波検査もしてくださいましたが、腋窩のリンパ節は5mmくらいの小
さいものを認めるも、悪性のものではないとの診断」「また左乳腺の腫瘤も、今まで
の経過を知らなければ超音波でははっきりしないくらい落ち着いている」
⇒これは正しい診療だと思います。
 超音波画像が「目に浮かぶ」ようです。
 
「5mmのリンパ節でこんなに違和感を感じるものなのか」
⇒リンパ節は正常だと思います。
 「違和感の原因は不明」ですが、「腋窩リンパ節が正常」であれば、「悪性疾患が
隠れている可能性は皆無」です。
 ♯異和感の原因と候補としては乳腺症が挙げられます。
 
「専門の先生がご覧になれば超音波検査だけで炎症性か悪性か判断できるものなのか」
⇒勿論、できます。
 ただ今回の場合は「炎症性」というよりも「正常」であり、「違和感とは無関係」
というのが私の意見です。
 少なくとも「転移性では無い」ことは確信できます。
 
「乳腺が落ち着いているのであれば他の内科疾患の可能性を考えるべきなのか」
⇒他の内科的疾患という可能性は低いと思います。(少なくとも悪性疾患を想像する
必要は全くありません)
 様子を見ましょう。
 
○私の経験上、「腋窩の違和感」は乳腺症状一症状であることが多いです。
 少なくとも「腋窩リンパ節さえ、チェック」すれば、「他に恐れるに足るものは何
も無い」のです。
 「担当医を信頼」し、安心して様子をみてください。

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