乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ



[管理番号:5738]
性別:女性
年齢:47歳
田澤先生、こんにちは
10月初旬に乳がんと診断されてから、こちらのサイトで勉強をさせていただいています。
アメリカ(サンフランシスコ近郊)在住のため、検査や治療のガイドラインも違うことがあるようで、色々と参考になっています。
10月中旬に左乳房温存手術を受けましたが、断端陽性(非浸潤部分)になり、
その後のMRI(こちらでは術前にMRIをしません)でも非浸潤の広がりがあるとのことで全摘を勧められ、来週手術になります。
そこで質問なのですが、先生のこれまでのQ&Aでは、断端陽性でも追加切除を行い、そこで陰性が得られれば生存率に変わりはない、とあったように思うのですが、これは将来遠隔転移をする確率に変わりはない、ということですよね。
これは、断端陽性に追加切除をしない場合と追加切除をした場合の比較ではなく、最初から断端陰性であった場合と、追加切除により断端陰性が得られた場合とを比較して、生存率(遠隔転移)に変更はないということでしょうか。
アメリカでは温存手術後の断端陽性率が20%もある(手術前にそれは説明されており、理解した上での温存術でした)、それが許容されているということなので、断端陽性と生存率に因果関係はないと考えていいのでしょうか。
来週全摘をするので、最終的に断端陰性を獲得するのですが、私が心配しているのは、初回手術から全摘までの間(1ヶ月ほどの間に)、非浸潤癌が切除断端からリンパ管や血管に入り込み、体のあちこちに散らばり遠隔転移を起すのではないかということです。
考えすぎでしょうか。
それから、温存手術の際には乳輪の上の縁に沿って5cm ほどの傷ができていますが、主治医はその同じ傷と下側の乳輪の縁とを細い猫の目のような形で切り取り全摘をすると言っていますが(同時一期再建の予定です)、腫瘍の真上の皮膚は残しても大丈夫でしょうか。
(腫瘍は12時の場所、乳首から3cm)乳輪乳首は取りますが、それ以外はなるべく皮膚を残すようです。
前回の手術の傷跡を再度切ることで、傷跡が汚くならないか、もしそれなら前回の傷跡は取ってしまうように、上部に、少し大きめに(しかも針生検痕の皮膚も)切除してもらった方がいいのか、とも考えています。
色々長くなりましたが、先生のご意見をお聞かせいただければと思います。
よろしくお願いいたします。
ちなみに、病理結果を簡単に記しておきます。
乳管がん
浸潤:25mm
非浸潤:27mm
グレード1(異形度:2、分裂像:1)
ER, PR : ともに陽性100%、Her2:陰性(Fishテストにより)
リンパ節転移なし(センチネル0/2)
こちらではki67 の測定はなしで、今後の治療の方針(ホルモン剤は決定、抗がん剤を使用するかどうか)は今 Oncotype の結果待ちです。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「断端陽性でも追加切除を行い、そこで陰性が得られれば生存率に変わりはない、とあったように思う」
⇒それはそうですが…
 私が言っているのは、将来「乳房内再発」して、その後全摘しても「最初から全摘したのと予後は一緒」ということです。
「これは将来遠隔転移をする確率に変わりはない、ということ」
⇒その通りです。
「これは、断端陽性に追加切除をしない場合と追加切除をした場合の比較ではなく、
最初から断端陰性であった場合と、追加切除により断端陰性が得られた場合とを比較して、生存率(遠隔転移)に変更はないということでしょうか。」

⇒違います。(上記コメント通り)
 将来「乳房内再発」したとしても「予後は同じ」なのです。
「断端陽性と生存率に因果関係はないと考えていいのでしょうか。」
⇒その通りです。
 つまり「将来、乳房内再発しても、(その際に)乳房全摘」すれば予後は同じなのです。
「考えすぎでしょうか。」
⇒全くの「考え過ぎ」です。
 何度も繰り返しますが…
 将来(数年後に)「乳房内再発しても、同じ」なのです。
「腫瘍の真上の皮膚は残しても大丈夫でしょうか。」
⇒全摘では(原則)術後照射をしないので「直上の皮膚は切除した方が安心」ですが…
 皮膚との距離があれば、実質的には問題ないでしょう。





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