[管理番号:8477]
性別:女性
年齢:55歳
病名:浸潤性乳管癌
症状:
投稿日:2020年4月23日
いつも勉強させて頂いております。
昨年春に乳癌の手術をし術後放射線治療をし現在フェマーラを飲んでいます。
治療後は100人に1人くらいの割合で放射線肺炎又は放射線肺臓炎になるかもと言われましたが10ヶ月過ぎた今でも自覚症状は出ていません。
どこかに自覚症状はなくてもたまたまレントゲンを撮るとかなりの確率で照射部位が白く肺炎に見える事があると書いてあるのを見て、健康診断のレントゲンは一年くらいは控えようと勝手に考えていたので、現状どうなっているのかわかりません。
本日のニュースで岡江久美子さんの事を聞き、不安が再燃してきました。
少し前に先生は、術後の放射線治療は放射線肺炎等のリスクにはなるが、放射線治療が必ずしも新型コロナのリスクにはならない(うる覚えですみません)と書かれていたかと思います。
放射線の先生からは、照射された部位の肺は再生されないと聞いたのですが、例えば100%の肺と放射線でダメージを受けた80%の肺では、新型コロナ肺炎や通常の肺炎になった場合は重症するリスクが高いのでしょうか。
局所再発、遠隔転移の事も常に頭から離れず、ここに来て放射線を浴びた肺についても心配になってきました。
やはり、放射線を浴びた部位の肺は再生されないのでしょうか?
又、放射線治療をした乳癌患者として、新型コロナをどう受け止めればいいですか。
よろしくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
報道はいい加減な「可能性がある」論だけなので、全く気にする必要はありません。
「乳癌手術のブログ」の『乳癌手術のブログ 2020/4/24 その無責任な一言が(信じやすい)患者さんの運命を変えてしまうかもしれない』をご一読ください。
「100%の肺と放射線でダメージを受けた80%の肺」
⇒そもそも「20%」もダメージを受けているとは思えません。
「新型コロナ肺炎や通常の肺炎になった場合は重症するリスクが高いのでしょうか。」
⇒そんなエビデンスは「全く」ありません。
「放射線治療をした乳癌患者として、新型コロナをどう受け止めればいいですか。」
⇒全く気にする必要ありません。
ご安心を。