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治療法について

[管理番号:7033]
性別:女性
年齢:40歳
病名:
症状:

始めてメールさせて頂きます。

10月に乳がんとわかってからすぐ転院し、術前検査で骨転移の疑いがありましたが、
私の強い希望で10月末には全摘してもらいました。

右乳房全摘、浸潤経4.2cm、リンパ転移11個
エストロゲン40%、プロゲステロン50%、HER2陰性
腫瘍増殖能ki67、高値80%

術後1ヶ月にPETCT取り、背骨、骨盤、股関節、反対側脇リンパなど、多発骨転移がわかりました。

先週からホルモン療法開始しました。
臓器に転移とかするまではずっとこの治療だそうです。

既に背骨がとても痛いです。
私には抗がん剤は効かないんでしょうか?
後、一昨日から軽い左顔面麻痺があるのですが、これは脳転移?それとも背骨が痺れているのでそのせい?それとも薬の副作用でしょうか?
質問ばかりで申し訳ありません。
不安しかないです。

先生の御意見よろしくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「臓器に転移とかするまではずっとこの治療」
→このように考える医師は多いようですが…

 まずは抗がん剤で叩いてから(落ち着いたところで)ホルモン療法でもいいでしょう。『今週のコラム 138回目 効果と副作用のバランスがとれた抗がん剤で「いい状態を維持」するやり方があることを知ってもらいたいのです。』参照のこと。

「既に背骨がとても痛いです。」
→放射線照射の適応を相談すべきでしょう。

「私には抗がん剤は効かないんでしょうか?」
→(かなりの確率で)効果があります。