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治療方針について

[管理番号:2833]
性別:女性
年齢:42歳
先月末に右乳房温存手術をしました。
病理検査結果は、
癌の大きさ約13mm
乳癌の中でも珍しい髄様癌という組織リンパ節転移はみられませんでした。
癌の悪性度
Ki-67:32.6%(少し高い)
癌の進行具合ステージI
今後の方針は
温存乳房への照射(約5週間)
念のため薬剤による補助療法(抗ガン剤治療)を行うか行わないで様子をみるか考えて欲しいと言われました。
放射線治療を先に行い、その間少し考えようかと思っていますが悩んでいます。
抗ガン剤は経口剤を予定しているそうです。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
髄様癌は特殊型に分類され、アポクリン癌などと同様に(トリプルネガティブが多いが)「予後良好の組織型」と言われています。
「抗ガン剤は経口剤を予定」
⇒何の根拠もありません。
 ホルモン療法についての記載がありませんが、(髄様癌に多い)「トリプルネガティブ」なのでしょうか?
 ○ガイドラインでは、通常の乳管癌同様の治療方針が推奨されています。
 その意味では「抗がん剤の適応」となり、(ガイドラインに沿った)「アンスラサイクリン+タキサン」などの通常の抗がん剤をするべきでしょう。