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非浸潤がんの術後治療について

[管理番号:3846]
性別:女性
年齢:51歳
田澤先生、
はじめまして
毎日、先生の本気のご回答を読ませていただき、不安な気持ちが薄らいでいます。
心より感謝いたします。
先日、針生検の結果が出て、今後の治療方針を担当の先生からお聞きしました。
「非浸潤がん(DICS)で、リンパ節への転移、他の臓器への転移は疑われていません」
と言われました。
 ホルモン受容体はどちらも0 HER2は+3でした。
 腫瘍の大きさは5.27cmで、右胸にあります。
 
 手術は10月(下旬)日で全摘出となります。
ご助言いただきたいのは、術後の治療方針です。
担当の先生からは
 ddECを2週間に1回×4
 タキソテールとハーセプチンを3週間に1回×4
 その後ハーセプチンを1年間
とお聞きしました。
そのときには大きさが大きさだけに仕方がないと思いましたが、
非浸潤がんでもやはり抗がん剤が必要なのかどうかという疑問がわきました。
もちろん、術後の病理結果に浸潤部があったり、リンパ節への転移がみられたら受け止めるつもりでいます。
ご助言のほど、よろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
一言。この医師は正気ですか???(質問者には悪いですが…)
非浸潤癌で「抗ガン剤の適応は10000%ありません」
もしも本当にやったとしたら「犯罪行為すれすれ」と言えるでしょう。
そもそも「非浸潤癌でHER2を測定する事自体」適応外です。 全く無意味な話です。
○手術してみたら「微小浸潤が見つかった」場合には適応は出てきますが(それでも、非浸潤癌でのサブタイプではなく、浸潤部分のサブタイプで治療方針はきめるべきであり、DCISでHER2 3+など全く無意味)
 それでも「浸潤径5mm以上」出ない限りは「抗ガン剤は不要」です。
「担当の先生からは ddECを2週間に1回×4 タキソテールとハーセプチンを3週間に1回×4 その後ハーセプチンを1年間」
⇒この医師、本当に頭大丈夫ですか???
 もしも本当に(術後病理がDCISなのに)「抗ガン剤治療をしようとした」ら、私に連絡ください。
 直接言って、止めさせなくてはなりません。